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T教授の「戦略的衝動買い」 第550回

8GBが400円の時代に高付加価値な「洗濯ばさみ型USBメモリー」を衝動買い

2019年10月03日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●南田/ASCII編集部

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筆者が注目したのは注文から出荷までのプロセス
購入後にメール返信し、デザインの合意から製造開始

 今回、文字入れの自由度よりも筆者が注目したのは、その焼き印文字入りの容量たった8GBの洗濯ばさみUSBメモリーの注文から出荷までのプロセスだった。まずは、ハードウェアである洗濯ばさみUSBそのモノをAmazonでポチる。そしてその後、販売会社から送られてくるメールに返信することで、自分だけのオリジナル洗濯ばさみUSBメモリーが完成する。

筆者がAmazonで“洗濯ばさみ型USBメモリー”をポチってから、文面の決定、フォントの選択、それらの相互確認と……デザイナーと数回以上に渡る丁寧なやり取りがあって、焼き文字エンボスのパーソナライゼーションの手配がスタートする。9月4日に発注し、納品は9月18日だった。カスタマイズの期間は約2週間だったが、極めて満足している

 驚いたのは、そのやり取りが数回以上にわたって懇切丁寧に行なわれ、最終的にデザインに合意した段階で製造工程がスタートすることだった。もはや単なる一時記憶装置であるUSBメモリーの域を大きく逸脱した新しいビジネスモデルだ。“BizSign 名入れ無料ビジネス”というフレーズで検索するといろいろ出てくる。

 ここまで見てくると、もはやUSBメモリーである必要性もないが、時代の変化でもはや誰もが1本や2本は持っているコモディティーの雄であるUSBメモリーだからこそ、こういったカスタマイズビジネスがおもしろいのだろう。

 「買うことにフォーカス」する時代から「することにフォーカス」する、借りる時代のサブスクリプション型ビジネスが増加する中で、極めて汎用的なコモディティーアイテムをカスタマイズして売るビジネスもおもしろい……と、そんなことまで考えてしまう。

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