ファーウェイ通信 第91回
AI対応CPUや曲面ディスプレー、進化したLeicaトリプルカメラ、PCモードなどなど
ファーウェイの最新スマホ「HUAWEI Mate 20 Pro」はカメラも機能もスゴい!
2018年12月20日 11時00分更新
究極ともLeicaトリプルカメラが、さらなる進化を遂げた!
16mm相当の超広角レンズで迫力ある写真が撮影可能に
ここからは個別の機能をより深掘りしていきたいと考えているが、ファーウェイのフラグシップ機となるとカメラに触れないわけにはいかない。HUAWEI Mate 20 Proでは、今夏の「HUAWEI P20 Pro」に初搭載され、その時点でも「究極なのでは!?」と思われていたLeicaトリプルカメラにさらなる大きな進化が加えられている。
そのLeicaトリプルカメラは、HUAWEI Mate 20 Proではカメラの組み合わせが変更された。メインとなる広角(35mm判換算で27mm相当)の4000万画素RGBセンサーに加えて、3倍光学望遠(80mm相当)の800万画素センサー、超広角(16mm相当)の2000万画素センサーという構成だ。これにより超広角(0.6倍)からハイブリッドズームによる5倍での望遠まで、より広い倍率での撮影が可能になった。
とはいえ、16mmという超広角の撮影が今回のLeicaトリプルカメラの目玉だろう。そこで、まずは27mm広角との作例比較で、その活用法を探ってみた。
超広角の特徴としてまず挙げられるのは、至極単純に広い範囲を撮影できることだ。上の作例は建物の外観だが、建物だけでなく、その周囲も含めてフレーム内に収めたい場合もある。このようなときに、被写体から距離をとらなくても済むのが、超広角のメリットだ。飲食店の個室のように、あまり広くないスペースで記念撮影をする場合にも、このメリットは活かされるだろう。
タテ位置の写真でも、超広角で広い範囲が撮れるのは便利だ。上の写真のように、高層ビルの全体をフレームに収めることができるのだ。観光地の寺社仏閣などで、全体の姿を写したいと思ってもなかなかうまく行かず、なんだかよくわからない写真になってしまった経験はないだろうか。HUAWEI Mate 20 Proの超広角撮影であれば、そんな失敗を防げる。
また、構図を工夫することで、遠近感や奥行きを強調したダイナミックな印象も写真を撮影できる。上の写真は、27mmのほうは普通の記念写真だが、16mmのほうはより印象的な写真になっている。うまく使いこなすには慣れが必要だが、マスターすれば、ほかのスマホでは難しいインパクトのある写真が撮れるようになり、SNS映えも期待できるだろう。以下も超広角での作例だ。
マスターAIによる自動設定は単一のシーンだけではなく、
メインの被写体と背景をそれぞれ最適に写し出す
HUAWEI Mate 20 Proのカメラでは、AIが被写体やシーンを自動判別して最適な設定で撮影してくれる「マスターAI」も進化している。「青空」と「人物」のように、ひとつのフレーム内にある異なる要素を分析することで、それぞれに最適な色調や明るさとなるように調整してくれるようになったのだ。初心者にとっては、複雑なことを考えなくても高画質な写真が撮れるわけで、これは単純に心強い。
被写体に約2.5cmまで接近して撮影できる「スーパーマクロ」機能も加わった。被写体としては花や果物、アクセサリーなどが定番だが、それ以外にも面白い写真に仕上がる被写体はありそうで、いろいろ試してみるのも楽しい。オークションサイトやフリマアプリに出品する際のブツ撮りでも活躍してくれそうだ。
そのほか、「夜景モード」や「ポートレートモード」など、ファーウェイ製スマホではおなじみの撮影機能も強化されている。
標準アプリ「ギャラリー」の編集機能にがチェック!
ファーウェイ端末に標準インストールされている「ギャラリー」アプリだが、名前から感じるのは写真整理や閲覧という用途だろう。しかし編集機能も充実しているため、撮影した写真をSNSに投稿する前に加工するのに非常に便利なツールになっている。
まずオススメしたいのは、写真の雰囲気をガラリと変えられる「フィルタ」だ。モノクロや水彩画風、レトロタッチなど、豊富なフィルタが揃っており、プレビューを見ながらカンタンに編集できる。
見る人にインパクトを与える写真へと加工するのであれば、「スプラッシュ」がオススメ。写真内の特定の色だけを残し、残りをモノクロにすることで、写真の一部だけを際立たせたアートな雰囲気に仕上げることができる。
写真をSNSに投稿する際には、プライバシーにも配慮したい。写真に写り込んでしまった知らない人の顔や個人情報などを隠すには、「モザイク」を使う。また、写真内に文字や矢印などを自由に書き込みたいときには「グラフィティ」を利用しよう。
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