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GT参戦10周年! 3度目の正直で2連覇を目指す! 第10回

ミクAMG、SUPER GT 2018最終戦もてぎは3位で2連覇を逃す!

2018年12月07日 18時00分更新

文● スピーディー末岡/ASCII.jp 撮影●吉見幸夫

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関係者インタビュー

安藝貴範 代表

 もうちょっとだけタイミングや運がよければ、作戦通り65号車の前に出られたと思うんですが、みんなチャンピオンを狙っている一戦だったから、どのチームも攻めた作戦でくるので仕方なかったですね。65号車も最後はタイヤが厳しかったみたいですけど、それでも守れたのはしっかりとマージンを作ったからだと思うし、彼らから学んだことが多かったかなと。ただ、シーズン通して勝ちがなかったのは残念でしたね。BoP(性能調整)が厳しい中で、Mercedes-AMG GT3を使ってレースをするというのは、他の国でもそうみたいですが、取りこぼさずにポイントを重ね、シリーズを狙うやり方なんだと改めてわかりました。 今シーズンを総括すると、取りこぼしが少なくてまとまったシーズンではあったんですが、極端な強さを見せられなくてファンの皆様に申し訳なかったです。ただ、鈴鹿10時間耐久レースも面白かったですね。AMGを使うことによって僕たちのフィールドが広がった、そんな1年でした。


片山右京 監督

 複雑で微妙なレースでした。ドライバーもメカニックたちもノーミスでやってくれたし、もし65号車の前でコースに戻ってたら抑えきってくれてたかもしれない。一瞬の差でチャンピオンか否かの別れ道がありました。タイヤ無交換のチームが多かったうえに、その無交換のマシンを抜けないから、今後はもっともっと作戦を練って、そういうギリギリのレースを勝てるような組み立てをしないといけませんね。新しいシーズンに入る前からテストとかで考え方をもう一回仕切り直ししないと。今回に限っては、65号車は強かった、こっちは足りなかった。それがすべてです。


谷口信輝 選手

 今回のレースでは、できる限りのことをできる限りやったかなと。運も味方してる感じがありましたが、単純に勝つ力が足りませんでした。途中の31号車とのバトルはこちらのタイヤがズルズルで、むしろ後ろを抑える展開になってしまい、さらに65号車と比べても力負けしていました。シーズンを振り返ってみると、正直開幕戦から表彰台に1度も乗れないんじゃないかって思っていたけど、実際は3回上れて、でも優勝は一度もなくて、残念な1年でしたね。


片岡龍也 選手

 今年は一度も主役になれないまま最終戦を迎え、BoPも含め、マテリアルも含め、いろんなものの総合力が問われた最終戦でした。今シーズンでは唯一オートポリスでタイヤ選択の失敗はありつつも、毎戦常にベストは尽くしてきましたが、今回も勝つ力がありませんでした。基本的に苦しいレースが続きましたが、苦しいなりに頑張れたシーズンだったんじゃないかと思います。

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