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GT参戦10周年! 3度目の正直で2連覇を目指す!第9回

ミクAMG、九州・オートポリスでまさかのノーポイントを喫す!

2018年11月01日 16時00分更新

文● スピーディー末岡/ASCII.jp 撮影●加藤智充

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一発の速さを見せて予選は5位で通過

 昨年は5月開催のSUPER GT 第3戦に位置付けられていた九州・オートポリス。今年は第7戦になり、時期も10月と例年通りのスケジュールに戻った。ウェイトハンデがポイント×2kgから×1kgになり、約半分の重さになるのでタイヤには優しいが、時期的に気温も路温低くタイヤ選択に悩まされる1戦だ。

 予選日の天候は晴れだったが、気温が15度と肌寒い。ただ、日差しが強いせいか路面温度は35度まで上がっていた。実はこの時点ですでに持ち込んだタイヤの想定温度を外しており、チームはいかにダメージを最小限にして戦うか、作戦を張り巡らすことになった。

 予選1回目のアタックを担当するのは片岡選手。序盤はタイヤを温め、アタックラップに入ったところで他車がスピン、そのまま赤旗中断へ。残り時間5分で予選は再開。タイヤが冷えてきてしまい、早くも苦境に立たされるが、ライバルたちもなかなかタイムを出せない。そんな中、片岡選手は「1'44.078」とベストタイムを記録し、7番手で予選1回目を通過した。

 予選2回目は谷口選手が担当。1~2周目はタイヤを温め、3周目にアタック。上位陣と遜色ない「1'43.428」を出し、予選時間はまだ数分残っていたが、タイヤをいたわって早々にピットイン。結果的に順位は5位と悪くない位置につけた。決勝のグリッドは5番手からのスタートとなる。

2回ピット作戦敢行も、厳しい展開で19位

 決勝日も雲ひとつない快晴で、気温17度、路温36度と予選日より高い温度になってしまった。予選で使ったタイヤはあまり持たないだろうと予想し、チームは2回ピットインする作戦を決断した。レース距離が300kmと短いが、クリアな場所を走れればポイント圏内でゴールできるだろう。

 スタートドライバーは片岡選手。1周目から前を走る61号車(SUBARU BRZ R&D SPORT)に仕掛けていく。サイドバイサイドになり、一時は前に出たのだがコーナーでやや膨らんでしまい、先行を許してしまう。その後、3周目に34号車(Modulo KENWOOD NSX GT3)に抜かれ、6位にダウン。そしてこの周に1回目のピットインをし、タイヤを4本交換、ドライバーは片岡選手のままコースに戻った。

 さすがにアウトラップは28位とほぼ最下位まで下がったものの、ニュータイヤの恩恵もあってペースも良く、ライバルたちをオーバーテイクしていく。14周目に23位まで上がってきたので、このまま順調に順位を上げられるかと思いきや、17周目にコースオフした車両があり、セーフティーカーが出動した。

 そのまま隊列を整えて、22周目にセーフティーカーランは終了し、ミクAMGは23周目に2回目のピットイン。ここでもタイヤ4本を交換し、ドライバーは谷口選手に交代し、アウトラップに。26位まで落ちたものの、順調に順位を上げていく。だが、44周目に19位まで上がったところで117号車(EIcars BENTLEY)と長いバトルになる。ペースがほぼかわらない上に、ストレートスピードが117号車のほうが速く、されに狭くてパッシングポイントが少ないコース特性もあり、追いついているが抜けないという我慢の展開になってしまう。

 バトルは17周に渡り、抜けないままチェッカーとなってしまった。残り1戦を残して痛恨のノーポイントである。さらにランキングトップの55号車(ARTA BMW M6 GT3)は22位からのスタートながら、4位に入り合計60ポイントとシーズンリーダーの座を盤石のものにした。ミクAMGは45ポイントなので、その差は15ポイント。ランキングは4位である。

 とはいえ、まだチャンピオンの権利がなくなったわけではない。かなり苦しい条件になってしまったが、一縷の望みに賭けて、最終戦もてぎは全身全霊全速力で挑む。ぜひ応援してほしい。

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