今回はソニーモバイルの「Xperia XZ3」をレビューする。Xperiaシリーズ最新モデルであり、シリーズで初めて有機ELディスプレーを搭載した。ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアが取り扱っている。前モデルのXperia XZ2では、デュアルレンズ搭載の「Xperia XZ2 Premium」と、小型モデルの「Xperia XZ2 Compact」というラインアップもあった(ドコモからのみ発売)が、今回は「Xperia XZ3」の1機種のみとなった。
カラーは3キャリアすべて「ボルドーレッド」「ブラック」「ホワイトシルバー」「フォレストグリーン」の4種類から選べる。価格は一括価格でドコモが9万8496円、auが9万9360円、ソフトバンクが11万9040円(すべて税込)となっている。
今回、Xperia XZ3を1週間ほど使う機会を得たので、その使い勝手をチェックしていく。写真なども参考になれば幸いだ。
ガラスの高級感がなによりも魅力
まずは本体から。前モデルと同様、背面がアーチ状になっていて、側面(ディスプレイ端)も丸みがあり、持ったときに手にフィットする形状をしている。また、前面、背面ともにガラス製で、光の当たり方で色の表情が変わる仕様だ。
レビューの端末は「ボルドーレッド」だったのだが、非常に高級感にあふれるデザインだと感じた。丸みのあるデザインに加えて、光の反射具合で明るくなったり深みが出たりするのが美しく、使用する満足感を与えてくれる。
シリーズ初搭載となった有機ELディスプレーは、サイズが約6型で比率が18:9。約5.7型の前モデルと比較すると、本体サイズはほぼそのままに、画面が大型化していることがわかる。
解像度はQHD+の1440×2880ドットでHDRに対応。色彩や明暗のコントラストの表現力もかなり高い印象を受けた。
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