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ファーウェイ通信 第76回

お手頃なのにツーランク上の性能とカメラ!

一眼カメラのような写真が撮れるスマホ! au「HUAWEI P20 lite」レビュー

2018年05月28日 13時05分更新

文● ドロイドさん(アスキースマホ総研) 編集● ASCII編集部

提供: ファーウェイ

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スマホなのに一眼レフのような写真が撮れる!?
その秘密がダブルレンズカメラ

 さて、HUAWEI P20 liteで一番に紹介したい部分となると、やはりダブルレンズカメラに代表されるカメラ機能だろう。

本機で注目の機能と言えば、このダブルレンズカメラと、それによって撮影できる一眼カメラのような写真だ

 本記事の読者の多くは、SNSへの投稿や日常の記録を目的として、スマホのカメラを利用しているはず。でも、旅行や遊びに出る際など、非日常の場面ではどうだろう。一眼カメラを持っていったり、荷物が増えるからとスマホで妥協していても、やっぱり一眼カメラがいいなー、と考えている人も少なくないのではないだろうか?

 筆者も旅行が趣味なので、旅の記念に撮る写真はやっぱり高画質に越したことはないと思っている。一方で旅慣れてくると、荷物を減らすことが快適な旅に繋がることも理解しているので、非常に悩ましい。だからこそ、スマホなのに一眼カメラのような写真が撮れるHUAWEI P20 liteに注目しているのだ。

 しかし、一眼カメラのような写真とはどんなの? と疑問も生じるかも。ここは実際にHUAWEI P20 liteで撮った写真を見るのが早いだろう。

後ろのお寺の建物が美しいボケ味で映し出されることで、手前のツツジが際立って見える

 上の写真でもわかるように、背景がキレイにボケることで、赤い花が引き立つ、印象的な写真になっている。このような美しいボケ味を表現するのは一眼カメラが得意とするところで、スマホでは仕組み上、難しいのだが、HUAWEI P20 liteではダブルレンズカメラによってそれを実現している。

 写真を撮るための操作も難しくはなく、画面左(縦画面時は画面上)のシャッターのようなマークのアイコンをタップして、普通に撮影するだけ。この撮影モードをHUAWEI P20 liteでは「ワイドアパーチャ撮影」と呼んでいる。

ワイドアパーチャ撮影をするには、通常の撮影画面から赤枠で囲んだシャッターのアイコンをタップするだけ。あとはフォーカス位置とボケ感を設定するが、実はそれ自体は撮影時の必須作業ではない

 また、ワイドアパーチャ撮影が便利なのは、撮影後でもピントを合わせる被写体やボケ度合いを変更可能な点だ。今回の写真の例であれば、背景の建物にピントを合わせることもできる。

ワイドアパーチャ撮影では撮影後もフォーカス位置を変えたり、絞り値を設定してボケ感を変化させられる

花ではなく、背後のお寺にピントを合わせた

 また、ボケ感をどんどん小さくすると(このような写真を被写体深度が深いとも言う)、被写体と背景の両方にピントが合うようになる。下の写真の例では、遠くの建物がミニチュアのようなちょっと不思議な感じに見えて、これはこれで面白い写真になる。

絞り値を大きくすると、背景も含めて、より広い範囲にピントが合うようになる

手前の花と遠くにある建物の両方にピントが合っているため、建物がなぜかミニチュアのようにも感じる

こちらもワイドアパーチャ撮影での作例。手前の廊下と背景の庭の距離がしっかり認識されているのがわかる。このように正確に処理できるのはHUAWEI P20 liteがダブルレンズカメラを搭載しているからだ

 このようなボケ味を活かした写真を撮りたい場合は、「とりあえず」という感じで、ワイドアパーチャ撮影をオンにして撮影し、自宅に戻ってからいろいろ操作するといいだろう。旅の楽しみがまた1つ増えそうだ。

シャッターのアイコンが付いているのがワイドアパーチャ撮影の写真。じっくりと時間があるときにいろいろ試せる

HUAWEI P20 liteはボケ味がキレイな写真以外も
いろいろ便利な機能やモードがある!

 HUAWEI P20 liteには、ダブルレンズカメラの機能を活かしたワイドアパーチャ撮影以外にも、さまざまなモードが用意されている。

 ワンランク上の写真を狙うなら「プロ写真」モードを活用したい。「プロ写真」モードでは、シャッター速度、ホワイトバランスなどが自由に変更できるが、そこまで設定を利用しなくても、水準器やグリッドを活用するだけで、バランスがいい写真が撮れる。

風景を撮るときは「プロ写真」モードで利用できる水準器で水平を合わせたり、グリッドの交線に注目してほしい被写体を持ってくるなど、こうしたごく基本的なテクニックでも、写真の腕がアップする

 自撮りを含む人物撮影なら、「ポートレート」モードに切り替えよう。ゴミゴミとした場所での撮影でも、人物の背景をボカすことで、人の表情が印象的に見える写真に仕上げてくれる。自撮り時には「ビューティーレベル」を設定すれば、ナチュラルな感じに留めつつ、うまく補正してくれる。

人物を撮影するときは「ポートレート」モードを活用したい。これもアイコンをタップするだけで切り替えられる

編集部特有のゴミゴミとした感じの部分をうまくボカすだけで写真の印象が随分変わることがわかるだろう

 さらに、手のひらをカメラに向けるだけで、自動でシャッターのカウントダウンが始まる「ジェスチャーセルフィー」はグループで自撮りするときに便利だし(撮影の瞬間に端末をタップしないのでブレにくい)、「夜間撮影」モード、「パノラマ」モードといった面白い写真が撮影できるモードも用意されている。

ジェスチャーセルフィーでは、手をカメラに向けるだけでシャッターのカウントダウンがスタート。笑顔を用意する間もあるので、グループセルフィーで活用できそう

 撮影後、SNSにすぐに投稿できるといったスマホならではのメリットはもちろん持ちつつ、一眼カメラのようなワンランク上の写真も撮れるとなると、もはやデジカメ要らずとさえ言えるかもしれない。

 あらためて上記のモードも含めて、作例を用意したのでチェックしてほしい。

「標準」モードで撮影

「HDR」モードで撮影

「パノラマ」モードで撮影

「標準」モードで撮影

「ワイドアパーチャ」で撮影

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