このページの本文へ

電子ペーパーとLPWAを活用した地域の情報インフラとしても利用可能

国内初となる次世代スマートバス停、会津若松にて実証実験

2018年02月13日 17時30分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

設置するスマートバス停(2面タイプ/1面タイプ)

 みちのりホールディングス/会津乗合自動車/凸版印刷/ナビタイムジャパン/KDDI/ウェザーニューズは2月13日、会津若松市にて国内初となる次世代スマートバス停の実証実験を行なうと発表した。2月17日に設置し、4月より実証実験(開発段階)を1年間実施する予定。

 電子ペーパーディスプレーを用いて各種情報が表示するバス停で、運行情報をリアルタイムで表示するほか、荒天や道路状況などによる運行状況の急変、経路や時刻表、料金などの表示も可能。また、多言語での情報提供にも対応し、観光情報なども提供する。さらに天気予報やライブカメラ、公共機関からのお知らせなどにも対応、地域コミュニティーの情報インフラとしても機能することを目指している。

表示例(左)、スマホアプリとも連携(右) 

 低消費電力のE Ink製ディスプレーとLPWA無線により、これまでのデジタルサイネージよりも安価に設置・運用できるとしているほか、ソーラーパネルなどの自然エネルギーも活用する。

 初年度に設置されるバス停は、会津若松市内(神明通り:2面タイプ、鶴ヶ城入口:1面タイプ)の2カ所。今後の技術開発とサービス改善、電子広告出稿などの可能性を検証して実用化を目指すとしている。

カテゴリートップへ

灯油タンクで残量検知を実現!北海道の生活を守るIoTとは【熱量IoT】#3

動画一覧はこちら!