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超低消費電力・長時間動作が可能な情報の砦

横須賀市の「防災情報ステーション」にT-Kernelが搭載

2014年03月19日 17時54分更新

文● 行正和義

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防災情報ステーション

 YRPユビキタス・ネットワーキング研究所は、横須賀市の「防災情報ステーション」プラットフォームに同社が推進する「T-Kernel」が採用されたと発表した。

 T-Kernelは組み込み機器用のソフトウェアプラットフォームで、同研究所所長坂村健氏が提唱した国産OS「iTRON」の流れを組むT-Engine環境で開発できるオープンソースなリアルタイムOS。防災情報ステーションに組み込まれたのはT-Kernel SLP(Super-Low Power)と呼ばれ、超低消費電力で動作するもの。

防災情報ステーションの表示

 防災情報ステーションは大規模災害時に商用電源が取れない状態でも内蔵バッテリとソーラーパネルからの電力で稼働し、電子ペーパーによる表示で各種情報を提供するほか、WiFiアクセスポイントやスマホ・携帯電話の充電スポットとして利用できるようになっている。

 T-Kernel SLPの持つ超低消費電力動作に加え、バッテリ残量に応じたサービスの提供、電子ペーパーに最適化したGUIといった電力消費削減の工夫が行われているという。

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