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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第523回

口元から胸にかけて白い「キジシロ」柄の猫を撮る!

2017年08月28日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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マンホールの上で丸くなってるのはよく見るけど、微妙に避けてるのがちょっと面白い。春の日差しを満喫してたら、いつのまにか日陰になっちゃったパターンかと思う(2016年4月 パナソニック LUMIX DMC-TX1)

マンホールの上で丸くなってるのはよく見るけど、微妙に避けてるのがちょっと面白い。春の日差しを満喫してたら、いつのまにか日陰になっちゃったパターンかと思う(2016年4月 パナソニック LUMIX DMC-TX1)

 さて、夏も終わろうとしていることだし、猫の柄シリーズに戻るとしよう。

 キジシロである。キジトラとシロが混じった柄は一般に「キジシロ」といわれてる。

 キジシロ? と思う人でも冒頭写真を見ると「ああ、よく見る柄だ」と思うに違いない。

 冒頭猫はハチワレのキジシロ。日向で寝てたらいつのまにか日陰になっちゃったのか、日陰で寝てたら徐々に傾いた日が当たってきたのかどっちかはわからないけど、たぶん前者。

 ここ1~2年で撮ったキジシロ写真を探したら、けっこうハチワレがいた。

立派な体格のキジトラ。地域猫っぽいけど耳がカットされてないのがちょっと気になる。貫禄のあるキジシロでありました(2016年8月 オリンパス OM-D E-M1)

立派な体格のキジトラ。地域猫っぽいけど耳がカットされてないのがちょっと気になる。貫禄のあるキジシロでありました(2016年8月 オリンパス OM-D E-M1)

 まずはこれ。都内の大きな公園で出会ったキジシロハチワレ。

 ちょっと警戒心は強いのだけど、ここまでは近づかせてくれた。

 キジトラ系はみなそうなんだけど、目尻から濃い色の毛がすーっと伸びているのがカッコいいよね。歌舞伎の隈取っぽい。

 なぜ目尻からきれいなラインが伸びているのか、気になるのでご存じの方がいたら教えてください。

 さらに別のキジシロハチワレ。

ペタンと座ってたので、こちらも負けずにカメラを地面につけて真正面から。シロの多さとしっぽのシマシマがポイント(2016年10月 富士フイルム X-T2)

ペタンと座ってたので、こちらも負けずにカメラを地面につけて真正面から。シロの多さとしっぽのシマシマがポイント(2016年10月 富士フイルム X-T2)

 同じキジシロハチワレでも顔が全然違ってて面白い。猫の顔って当たり前だけど1匹1匹が違う。同系統の柄の猫を見比べるとそれがよりわかる。

 次のハチワレシロネコは首輪付。首輪と紐でつながれてる。

普通のハチワレは口元も白いのだけど、この猫は口元の「ω」部分(ウィスカーパッド、あるいはひげ袋という。ヒゲが生えてるとこ)が素晴らしい。ふにふにしたくなる(2015年10月 カシオ EX-ZR3000)

普通のハチワレは口元も白いのだけど、この猫は口元の「ω」部分(ウィスカーパッド、あるいはひげ袋という。ヒゲが生えてるとこ)が素晴らしい。ふにふにしたくなる(2015年10月 カシオ EX-ZR3000)

 犬じゃないんだから! と思うかもしれないが、常時こうして繋がれているわけではなく(この家の前は何度か通ったが猫が繋がれてたのはこの日だけだった)、どうも家の掃除か模様替えかなんかの理由で一時的に外にいてね、ってことらしい。きょとんとして外を眺めてた。

丸くて顔がデカいのがなんとも愛らしい。この墓地に住みついてるそうな(2017年4月 パナソニック LUMIX DC-GH5)

丸くて顔がデカいのがなんとも愛らしい。この墓地に住みついてるそうな(2017年4月 パナソニック LUMIX DC-GH5)

 キジシロハチワレシリーズの最後はこいつ。とある墓地にいた猫。

 まんまるな顔とまんまるな身体をした猫。耳がないように見えるが、ドラえもんじゃないので一応ついてる。先天性なのか病気なのかなんなのかわからないが、はたから見てる分には丸くて愛らしい。

 目が合ったら、ぺろっと鼻を舐めて、とことこと移動してしまった。

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