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トゥルーワイヤレスイヤフォン14機種比較 2017年上半期版 第2回

比較でわかった1万円以下完全ワイヤレスイヤフォンのおススメと注意点

2017年08月12日 12時00分更新

文● 四本淑三

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本体だけで6時間再生「ERATO Rio3」

 トゥルーワイヤレスは左右両方のイヤフォンに電源が必要。ここに一日使えるだけの十分な容量のバッテリーを入れると、イヤフォンは大きく重くなって大変。そこで大抵は50mAh前後のバッテリーを積み、連続再生時間2~4時間程度で妥協している。

 1万円以上のクラスにバッテリー内蔵の充電ケースが付くのは、それを補うためだし、付かない機種でもモバイルバッテリーがあれば、いくらでもリチャージはできる。

 でも継ぎ足し充電は煩わしい。充電用のUSBケーブルのように細々としたものを持ち歩くのは嫌だ。という方のために、本体に130mAhのバッテリーを搭載し、堂々の連続再生6時間を実現したのが「ERATO Rio3」。もちろん国内に正規販売代理店のある、安心して買える物件だ。

 当然ながら大きく重い。軽量クラスで片側4g前後、特に軽さをウリにしない製品で6~9gという世界で、Rio3の14gはヘヴィー級だ。

 そこで大型のイヤーハンガーを付けて重さを支え、IPX5準拠の防滴仕様スポーツタイプとしてまとめたのが、この商品企画のおもしろいところ。ついでにトゥルーワイヤレスとしては珍しい14.2mmの大口径ドライバーユニットを載せて、低域を効かせたチューニングになっている。ここまでやってくれれば重さを納得できる。

 欠点は動画再生時の音声ズレ。標準より大幅に大きく、音楽、映画に関わらず動画の視聴には向かない。が、そこに期待しなければ、タフなイヤフォンとしておもしろい存在だ。

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