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T教授の「戦略的衝動買い」 第437回

腕時計として比類なき大きさ! 空き缶を再利用した「CAN-WATCH」を衝動買い

2017年07月05日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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ソーダのアルミ缶を再利用! その名残も……

CAN-WATCHの外周を電子ノギスで測ってみるときっちり53mm。これは160ml缶だ

CAN-WATCHの外周を電子ノギスで測ってみるときっちり53mm。これは160ml缶だ

トップは160mlアルミ缶のボトム部分を切り取ったものと思われる。うまくアールを付けて時刻をエンボスしている

トップは160mlアルミ缶のボトム部分を切り取ったものと思われる。うまくアールを付けて時刻をエンボスしている

 名前通り、CAN-WATCHはアルミ缶を再利用したモノだ。ソーダ系のアルミ缶にも多くのサイズがあり、腕時計にできるのは、160ml入りで直径が53mmの最も小さなタイプで缶だけだ。

側面にオリジナルの文字が残っているが、これだけでは筆者には元が何の飲料水であったか想像もつかない

側面にオリジナルの文字が残っているが、これだけでは筆者には元が何の飲料水であったか想像もつかない

 そして缶の柄が特徴的なデザインのアルミ缶であれば、腕時計に使われているのがほんの一部でも、コカコーラとかカナダドライとか銘柄がはっきりとわかる場合もあるが、残念ながら筆者の購入したモノは元が何であったかのかまったく想像がつかない。

文字盤の中央にも、元の缶の製造番号か製造日が残っている

文字盤の中央にも、元の缶の製造番号か製造日が残っている

 使用するアルミ缶はオリジナリティーを重視し、インクで記された製造日などもそのまま残っている。CAN-WATCHは、上下2つの部分がネジ式に合体してでき上がっている構造だ。

 廃棄するアルミ缶の上の面は、ほとんどがプルトップの穴が空いてしまっているので腕時計本体の材料には使えそうにない。感覚的に、CAN-WATCHは直径53mmのアルミ缶のカットした底部分を2つ合わせているように感じるが、真相は分からない。

腕時計のボトムの役目はしっかりしたラグ(ベルト通し)を固定することのようだ

CAN-WATCHのトップとボトムを左右の手で持って少しねじったら簡単に分離した。ボトムはラグとトップと合体するプラスティックのフタ。トップは時計のメカと電池

 上下に分かれたトップ部分にはクォーツ腕時計のメカ部分やボタン電池、ボトムには残念ながらラグ用のコの字に曲げたしっかりした針金だけが固定されており、それをトップの缶と合体させるためのプラスティックのフタが全容積を占めている。

トップとボトムの間に、Edyのチップを入れようと企んだがあっけなく終わった

トップとボトムの間に、Edyのチップを入れようと企んだがあっけなく終わった

 トップとボトムの間にわずかでも空間があれば、500円硬貨やEdyのプラスティックチップを入れて、“もしもの場合”に活用しようと考えたが、まったく隙間はなく活用の道は絶たれてしまった。ワンコインやピルケースにも使える遊び心が必要ではないだろうか。

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