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人気機種の後継モデル『MX Master 2S』も! ロジクール新マウスがすごい 第2回

3台のPCをまたいでデータ移動!? 最強次世代ワイヤレスマウス『MX Master 2S』が凄い

2017年06月09日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトラショータ

提供: ロジクール

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精度の高いDarkfieldレーザートラッキングを採用

 光学式マウスは光を照射し、表面のわずかな動きを読み取っているため、凹凸の少ないツルツルとしたものの上や、単色の上ではうまく操作できないことがある。不得意なものはセンサーによっても変わってくるが、『MX Master 2S』が採用するDarkfieldレーザートラッキングはガラスの上でも操作が可能なほど高精度。場所を選ばず使えるので、なかなか動かないポインターにイラつくこともなくなるわけだ。

 さらに、解像度の最大が1600dpiから4000dpiへと高められているため、ポインターを高速移動させたいときの正確性がアップしている。マルチディスプレーや4K液晶など、広いデスクトップを使っている人に朗報だろう。

表面の変化をより細かくとらえられるDarkfieldレーザートラッキングにより、ガラスなどの凹凸の少ない場所でもしっかりと操作できる。

ハイエンドにふさわしいMX Masterの優れた特殊機能を継承

 MX Masterの特徴といえば、ホイールのスクロール速度が変化するSmartShiftを忘れてはならないだろう。これは、ホイールをゆっくりと動かせばカリカリという小気味よい音と感触のあるラチェットモード、勢い良く動かせば、回転が止まらないフリースピンモードで動作するというユニークなものだ。ラチェットモードは読み進めながら少しずつスクロールさせたい場合、フリースピンはブラウザーや表計算ソフトなどで大きく画面をスクロールさせたい場合などで役立ってくれる。このSmaetShiftの素晴らしいところは、2つのモードが切り替わる回転の強さを自由に設定できること。フリースピンをよく使うなら軽めに、ラチェットをメインで使うなら強めに設定しておくといいだろう。

MX Masterの特徴といえるSmartShiftは『MX Master 2S』でも健在。ホイールを動かす強さによって自動的にモードが切り替わるのがおもしろい。

 もちろん、ラチェットとフリースピンのどちらかに固定することもできるので、自動で切り替わるのが嫌だという人でも安心だ。この場合でも、モードシフトボタンを押すことで2つのモードをいつでも自由に切り替えられる。明確に使い分けたいのであれば、モードシフトボタンを活用するといいだろう。

ホイールのすぐ下に用意されたモードシフトボタン。押すたびにラチェットとフリースピンの2つのモードが切り替わる。

 多くの高級マウスはホイールにチルト機能を装備し、水平スクロールに対応しているが、チルトが軽いとホイールを横から押した時に前後に滑りスクロールしてしまうし、逆に重いと、指先に力をかけなくてはならず押しにくい。『MX Master 2S』は、この水平スクロール用に親指で操作できるサムホイールを備えており、チルトよりもスムーズなスクロールを実現している。

 このサムホイールだが、親指で操作する関係上、進む/戻るボタンと近く操作しづらく見える。しかし、これが実によくできていて、サムホイールに指先を置くと、ちょうど指の腹の位置に進む/戻るボタンが来るため、指をほとんど動かすことなく水平スクロールとボタンのどちらも操作できるのだ。また、進む/戻るボタンは横から見るとエッジのある三角形になっており、指の腹で触っても違いがわかりやすく押し間違える心配もない。

水平スクロールに使うサムホイールと進む/戻るボタンは近いが、指先と指の腹とで操作を使い分けられるため、親指を忙しく動かす必要がない。

 さらに、実は親指の下のソールが出っ張った部分は物理ボタンとなっており、押し込むことで動作する。この部分はジェスチャー機能が割り当てられており、ボタンを押しながらマウスを動かすと、あらかじめ設定された機能が呼び出される。デフォルトではスタートメニューの表示やデスクトップの切り替えなどに割り当てられているが、ズームや回転、メディアプレーヤーのコントロール、ウィンドウの整列など、好みの機能を割り当てることが可能だ。

 なお、このジェスチャーボタンも含め、各ボタンやサムホイールは『Logiool Options』ソフトウェアを使うことで機能の変更が可能。水平スクロールではなく音量の調整をしたり、進む/戻るではなくコピー/ペーストにする、といったことが自在にできる。

ボタンを押しながらマウスを動かす方向により、複数の機能を使い分けられるジェスチャー機能を装備。動作はカスタマイズ可能だ。

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