最強ミラーレス一眼「α9」とお安くなった「α7II」、どっちを買うべきか!? 第1回
今日(5/26)発売のソニー高速フルサイズ一眼「α9」と「α7II」を見比べてみた!
2017年05月26日 12時00分更新
AF速度や範囲も大幅に向上
AF機能も大幅に向上した。像面位相差検出方式とコントラスト検出方式を併用するファストハイブリッドAFを採用。位相差検出センサーの測距点数は693点、コントラスト検出の測距点は25点になっている。
同じファストハイブリッドAFを採用するα7IIでは117点/25点、α7RIIでは399点/25点となっているのでスペック的には大幅に向上している。また測距ポイントだけでなく、画面の約93%の領域をカバーしている点のほうが撮影には役立つだろう。
「XAVC S」形式での4K動画の記録が可能なほか、AVCHD/MP4形式でフルHD動画の記録が可能。また120fpsのスロー&クイックモーション撮影も可能になっている。
5軸に対応したボディ内手ブレ補正はシャッタースピード約5段分の効果があり、従来のαシリーズで培った技術の集大成的なスペックを持っている。
撮影モードにはカメラまかせの「おまかせオート」と「ピクチャーエフェクト」は残っているが、「シーンセレクション」と「スイングパノラマ」は省かれている。
シーンセレクションはなくてもどうにでもなるが、スイングパノラマは残しておいてほしかったところだ。
ちなみに、感度設定は最大でISO 204800だが、これはメカニカルシャッターでの撮影に限られる。電子シャッターではISO 25600が最大だ。
逆に、秒間20コマの連写が可能なのは電子シャッター時で、メカニカルシャッター時には秒間5コマまでとなる。
背面の液晶モニターは3型(約144万画素)。EVFは0.5型約386万画素の有機ELだ。ファインダー倍率は約0.78倍でクリアで見やすい。
倍率的には下位モデルの「α7II」と同じで覗いた大きさもほぼ一緒だが、見え具合は高精細になってきめ細かくなった感じがする。
ボタン配置は若干変更が入ったが、基本レイアウトはα7IIに準拠している。持ち替えても操作性にあまり違和感は感じない。
そしてモニターはタッチ操作に対応。メニュー操作などはできないが、AFの測距位置の指定や画像再生時の操作などが行なえる。
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