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T教授の「戦略的衝動買い」 第430回

アナログながらカレンダーにも計算機にもなる「万年カレンダー腕時計」を衝動買い!

2017年05月17日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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計算機としても使える「円盤計算尺」機能

 そして万年カレンダー腕時計にはもう1つ、円盤計算尺の機能が搭載されている。

 筆者は“超”が付くほどの文化系人間なので、計算尺に関しては長い定規状のモノもほとんど触れたことがない。それゆえ、それが丸くなった回転計算尺と言われても当然ながらまったくピンと来ない。

回転計算尺の使用方法もオリエント時計のウェブサイトからダウンロード可能だ

回転計算尺の使用方法もオリエント時計のウェブサイトからダウンロード可能だ

 万年カレンダー腕時計のパッケージには一切、回転計算尺関係の解説はなかったが、オリエント時計のウェブサイトには補足説明として「回転計算尺のご使用方法」という1ページだけのPDFファイルがあった。

「18×20」を計算。4時位置にある小さな回転するリュウズで可動スケールを回転させ、固定スケール「10」に「18」を合わせる(左)。すると、固定スケール「20」の位置に「36」が来る(右)

 4時位置にあるリュウズのような回転ボタンを回転させると、10~90の文字が表示された最外周の可動スケールが回転する。そして、その内側にある固定スケールとの関係性において乗算などができる。

 たとえば「18×20」の乗算は、4時位置のリュウズを回転させ、可動スケール上の「18」を固定スケール上の単位指標である「10」に合わせる。その時、固定スケール上の「20」の位置にくる可動スケールの数字を10倍したものが解であるらしい。

 今回の場合は、固定スケール20位置の可動スケールは「36」なので、その10倍である360が答のようである。筆者には狐につままれたようなイメージしかないが、この回転計算尺が楽しめる賢者なら、万年カレンダー腕時計はますます“買い!”に違いない。

 すべてをカレンダー回転盤でこなすアナログ最右翼の万年カレンダー腕時計は、ちょっとクラシカルなアイテムと相性がよさそうだ。

万年カレンダー腕時計は、どちらかといえばステンレスブレスレットよりも、この手帖のような濃いブラウンの本革のベルトで使いたい

万年カレンダー腕時計は、どちらかといえばステンレスブレスレットよりも、この手帖のような濃いブラウンの本革のベルトで使いたい

 できればイカつくて調整に手間取るステンレスブレスレットではなく、温かみのある濃いブラウンのシンプルな革ベルトに交換して長く使っていきたいと考えている。

T教授

今回の衝動買い

アイテム:
「オリエント万年カレンダー腕時計」(SEU07005BX)

価格:アマゾンにて9800円で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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