このページの本文へ

ASCII STARTUP 業界ポジトーク第13回

総力戦で挑む みんなの札幌移住計画2017

2017年03月09日 07時00分更新

文● 赤沼俊幸 編集●ガチ鈴木/ASCII STARTUP

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 マーケティストの赤沼です。前回で書いたように、2017年1月28日(土)に“#みんなの札幌移住計画 2017”を開催。本記事では開催に至るまでと、開催後、アンケートについて公開します。

来場目標は100名越え。しかし経験の少ない東京開催

 “みんなの札幌移住計画”は2回目の開催だった。2016年1月の1回目開催では来場者は約100名。2017年イベントでは最低限、「来場者数100名を上回りたいよね」という共通の目標で始まった。

 札幌移住計画内に関わったメンバーはイベント開催経験豊富な人が多い。各々が集客ノウハウや人とのつながりを持っているので、札幌でイベントを開催するときに集客での苦労はない。だが今回は、経験の少ない東京開催。札幌開催の集客ノウハウは通用しない。月に2度行なわれたイベント準備会議で「どうやって来場者100名を超えますか?」との議題に対して、明確な方法論を答えられるメンバーはいなかった。そこで考えたのがイベント関係者“みんな”の札幌総力戦で挑む泥臭い集客方法だった。

LOCALとの協力、イベント同時開催

 今回の目玉はLOCAL Community Summitと同場所での同時開催とした。LOCAL Community Summit(以下、LCS)とは北海道のITコミュニティー、LOCAL主催のIT系勉強会イベントである。

 同日開催の狙いは、北海道が一丸となって東京でのイベントを行なうという意味と、共に集客を効率化しようという狙いもあった。お互いが同時開催での相乗効果を図れるように、タイムテーブルや合同懇親会など、参加者が楽しめるようにLOCAL側と綿密な調整を行なった。

 2015年5月に開催した“LCS2015”は大変盛り上がり、集客人数は約100人。このLCS2015での集客実績100人と、みんなの札幌移住計画2016年集客実績100人を合わせると、計200人集客できることになる。

 狙いどおりにいけば、目標は大幅達成である。もちろんこれは単純計算でしかなく、両方のイベントに訪れる人数はもっと減るだろうし、そもそも両方のイベントに参加していた人もいるだろう。ほかにも、もっと集客を強化しなくてはならない。

前回参加者にはメール、新規参加者にはウェブ記事とSNS

 みんなの札幌移住計画は2回目開催ということで、前回参加者にはメールで告知連絡。新規参加者狙いで札幌移住計画を知っている方には札幌移住計画FacebookページTwitterでの毎日に近い投稿を行なった。

 札幌移住計画をまったく知らない方に対しては認知度アップを目的として、ASCII STARTUPに本連載で記事を書き、移住関連メディアのジモトのココロのインタビューに答えた。

出展企業25社、東京の各場所との協力

 2016年開催は出展企業が18社。2017年開催は出展企業が25社と出展企業数が拡大。この出展企業に「自社の出展をブログやSNSに書いてくれませんか?」と依頼し、11社にブログやSNSで告知協力をしていただいた。

 さらに、ネットだけではリーチできない層もいるので、フライヤーを制作。札幌市役所の東京事務所、北海道の東京事務所入り口と都道府県会館の地下通路のPRコーナー、東京にある札幌UIターン就職センター北海道フーディスト、どさんこプラザ、まるごと北海道雷門物産本舗、ふるさと回帰支援センター、そして同日に開催されたイベントのさっぽろ圏移住フェアでも配布した。

北海道の乳酸菌飲料、ソフトカツゲン動員

 イベント開始2週間前、申し込み数は100名に届いていなかった。何かもうひと押しが必要だった。そこで思いついたのが“カツゲン無料配布”だった。カツゲンの正式名称はソフトカツゲンという。ソフトカツゲンは北海道のみで販売している乳酸菌飲料である。北海道に住んだことがある人は全員知っている飲み物だ。

 2016年開催でも北海道物品販売を行なったが、圧倒的一番人気はカツゲンだった。道民であれば懐かしいカツゲンを東京で飲みたいと思うのではないか。集客の目玉として、カツゲンの無料配布を考えた。カツゲンはひとつ100円だとして、100個配布しても1万円である。幸い、その程度の予算の余裕があったので、カツゲンプレゼントを実施することにした。

来場者の結果は? アンケート公開

 以上のように方法でイベント関係者“みんな”を巻き込み、札幌総力戦の泥臭い集客を行なった。10時開場時こそは来場者が少なかったが、天気にも恵まれ、午後には人が途絶えることのない会場となった。

 最終的な来場者は141人。当初の目標を達成できた。ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございます。この場を借りて御礼申し上げます。ここにアンケート結果を一部公開します。(アンケート回答数74)

性別では男性が多い結果となった。IT企業に勤める方や、プログラマーの系に職種が男性が多いためだと思われる。年代では20代が最も多い結果となった。移住を早いうちから検討していることがわかる
出身地は圧倒的に北海道が多く、Uターン希望者が多い結果となった。東京開催ということで首都圏からの来場者が多かったが、中には本イベントのために茨城や高知からいらっしゃった方もいた

 今後、メンバー内でも改めて総括を行なっていくが、イベントは成功だったように思える。もちろん、私たちの最終的な目標は移住者の増加である。このイベントがどこまで移住に寄与するか。今後も引き続き、札幌移住計画の活動は続いていく。

 ただ残念ながら、本イベントがきっかけで札幌移住した方がいたとしても、私たちに連絡がなければ、移住に貢献できたかどうかを知るすべがない。もし、本連載記事、または本イベントで移住を実行した方がいたら、ぜひ筆者に連絡してほしい。その行動が私たちの活動の源となる。

赤沼俊幸(マーケティスト)

著者近影 赤沼俊幸

札幌を中心にWebマーケティングコンサルティング・サポートを提供するマーケティスト代表。2011年から2013年にかけて北海道初のコワーキングスペースGarage labsの運営を行う。2014年、マーケティストを創業。札幌IT業界の環境向上を使命として、2015年、起業家を作るイベント、Startup Weekend Sapporoを共同主催。2016年1月には札幌移住計画として、札幌移住を促進するイベントを東京で開催。北海道のITを届けるキタゴエにも記事提供を行なう。Twitterは@toshiyuki83

カテゴリートップへ


この連載の記事
注目の特集
ライトニングトーク
最新記事
  • アスキー・メディアワークス
  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
  • アスキーの本と雑誌
  • 電撃オンライン - 電撃の総合ゲーム情報&雑誌情報サイト!
  • 電撃ホビーWEB - 電撃のホビー雑誌・書籍&ホビーニュースサイト
  • 電撃文庫 - 電撃文庫&電撃文庫MAGAZINEの公式サイト
  • 電撃屋.com - 電撃のアイテムを集めた公式ショッピングサイト!

IoTイベント(300x100)

電玉バナー(300x100)

アスキーストア(300x100)

スタートアップお勧め動画

ピックアップ