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声優・田丸裕臣の今すぐ買いたいイケてるアイテム 第2回

操縦せずに自撮りできるドローンDobbyがハイテクすぎる!

2017年02月11日 15時00分更新

文● 田丸 裕臣

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操縦はスマホを傾けるだけ
センサーが墜落を回避するので初心者でも安心

 さて、ここからはようやくドビーの飛行に関してです。専用アプリをスマホで起動して、ドビーの電源も入れ、きちんとWi-Fi接続できていれば、「接続しました」とメッセージが出てきます。

 アプリの画面にはドビーを飛ばすためのアイコンがあり、そこをクリックすると、驚くほどあっさり離陸し、1mほど飛び上がったところでホバリングを始めます。ホバリング状態でまったくブレないのがすごい!

離陸後、1mほど上昇したところでホバリング待機するドビー。なにかに掴まれているかのように空中でピタッと静止しているのがすごい!

 もっとこう、何メートルくらいまで飛ばしてとか、傾き調整とか、いろいろやるのかと思ったら、その辺りはドローンのほうで自動でやってくれるみたいです。

編注:底面のオプティカルフローカメラが床の位置と水平を検出し、超音波センサーが地上(や障害物)からの距離を計測しているので、安定したホバリングを実現しています。地表に近づいたり、下から手を近づけたりするとセンサーが検知して、ドビーは避けようと反応します。

 こんなに簡単に飛ぶのか、というバラエティー的に見たらとてもつまらないであろう、地味な驚嘆をしつつ、アプリの画面を見ると、なんと画面にはドビーに付いているカメラからの映像が送られてきているじゃありませんか!

 これはまるでドビーに乗って飛んでいるような感覚! ってのは言い過ぎだから嘘だとして、いやいやそれでも自分が操作している端末からの映像というのは、見ていて予想以上に楽しいです。もちろんこのカメラで写真や動画も撮影できます。

スマホの画面には、ドビー内蔵カメラが捉えた映像が映し出されます

 そして操作性、これは慣れるまで少しかかると思うのですが、前述の通りスマホを少し傾けるだけで右に左に感覚的に操作できます。

 ただ感覚的なぶん、1度パニックになると途端にどうしていいかわからなくなるので、安全な場所で無理のないように操作することをオススメします。

 ラジコンくらいにしか期待していなかったのですが、想像以上の自由自在っぷりな楽しさにスマホを傾け左右に操作していたら、危うく壁に機体を激突させかけました。あっぶねー! 丁寧に扱わねば(汗)

 ちなみに、スマホを傾けるだけで直感的に操作できるのですが、スマホの画面に表示されたボタンで従来のラジコンのように操作することも可能です。

操作方法はモーション操作や操作スティックなど、3通りあります

難点は駆動時間と騒音

 楽しすぎてずっと操作していると……おや、画面の上のバッテリーがいつの間にか残り数%に!

 そう、これは小型軽量化を進めてきた上でどうしようもないと思うのですが、バッテリーがもちません。飛ばしてから10分も経たないうちに、愛しのドビー君は限界を訴えてきました。

スマホで操作できるので操縦がカンタンで楽しいです。ちょっと遊んでいると、あっという間に10分が経過してしまいます

 頑張れ!お前を飛ばすために広い所さがしたんだぞ! 飛行テストのためにこんな所まで来たのに10分で限界とか! ……まぁ!しょーがないよね、無い袖は振れないし。

 むしろ説明書にもしっかり書いてありました、飛行時間約10分。というより、室内で1度試しに飛ばしてみたので大体はわかってました。えぇ。確かにあんな勢いでぶんぶんプロペラ回してたらそれはバッテリーももたないよなー。

バッテリーの駆動時間は約10分。同梱されていた充電器にセットして約2時間でフル充電となりました

 そうそうプロペラ! プロペラ音! ドビー君、おそらくドローンの中ではさほど大きくないプロペラなので、めっちゃ音します。ドローンで盗撮とか無理じゃね? って確信するくらい、ぶっちゃけうるさいです。なので、飛ばす際には音なんかも周囲に考慮して飛ばして下さい。

 僕は初めてドローンを飛ばしたので、思いのほか大きいプロペラ音に驚きましたが、担当編集いわく、同じ重さの他社製ドローンとほぼ変わらない騒音だそうです。ドローンってこういうものなのね。

 なんか、条例で重量や飛行可能エリアを気にしたり、周囲への配慮で騒音気にしたり、生きづらいよね。でも仕方ないんや、社会にはルールがあるから! 遊ぶのに怒られたりするの嫌ですしね。色々守って楽しみましょう。

 バッテリーがもたないのは仕方のない部分もありますが、救いがないわけでもございません。バッテリーが小型だから充電完了までも早い! あくまでスマホ用のモバイルバッテリーと比べてですが。

 ドビーを飛ばしてバッテリーが切れたら、充電しつつコーヒーブレイク、充電終わったらまた飛ばす! みたいな優雅な(?)休日もありなんじゃないかなーって思います。

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