このページの本文へ

JAWS-UG東北勉強会レポート 第5回

西日本や西海岸にばかり目が向いていないか!?

寒さに負けず、11月11日のJAWS-UG山形を目指そうぞ!

2016年11月02日 12時00分更新

文● 重森大 編集●大谷イビサ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

11月に入り、2016年も残すところあと2ヵ月! ここのところクラウドお遍路やJAWS Festaなど西日本の話題が続いた。そしていまAWS界隈のみなさんの目はきっと、ラスベガスで開催されるre:Inventに向いていることだろう。しかし筆者が目をつけたのは、re:Work meetup Yamagata 2016だ。リモートワークやクラウドソーシングなど様々なワークスタイルを実践している人から、新しい働き方を学ぼうという勉強会。よし、大谷に「重森さんはグローバルに出て行かなくていいです」と宣言されたことだし、re:Inventのことは忘れて山形に行こう!

働き方を見直そうというre:Work meetup Yamagataを昨年に続き開催

 JAWS-UG山形は、近所の支部との連携はもちろんのこと、メンバーが遠征したり、遠くから人を招いたりすることに積極的な支部らしい。支部の特徴を事前にうかがったところ、「近くの人でも遠くの人でも、いい人がいればどんどん巻き込んでいく」との答が返ってきた。そう言うからには、今回のイベントに呼ばれているのもいい人たちに違いない。

re:Work meetup Yamagata 2015の風景より

 ちなみに今回の勉強会は「re:Work meetup Yamagata」とタイトルが付けられている。これまでの働き方を見直し、山形にいる人たちにいま必要な働き方を新しく作り直すのが目的だ。タイムテーブルを見ると、ランサーズの金澤 裕毅さんのセッションの後にanoriの高橋 天央さんのセッションが続いている。高橋さんはヴィンテージ家具を販売するデザインショップanori(アノリ)を経営しながら、フリーのデザイナーとしてランサーズを通じても活躍している。ランサーズを通じて新しい働き方を提唱する人の話と、そのサービスを使って実際に個性的な働き方をしている人の話を合わせて聞けるというのは興味深い。私自身フリーランスとして15年働いてきた身であり、ランサーズなどのサービスが登場したときには衝撃を受けたものだった。どのような思い出サービスを運営し、利用者はどのように働いているのか、じっくり耳を傾けたいと思う。

 そしてベーシックの渡辺 信生さんからはリモートオフィスを持つ企業の地元での活動事例を、サーバーワークスの永渕 恭子さんからは地方出身者が都内で就職した経験談を聞くことができる。いずれも東京に本拠を置きつつ、地方にリモートオフィスやリモートワークの従業員を持つ企業で、これから上京を考えている学生には役立つ情報になるはずだ。

re:Work meetup Yamagata 2015でのディスカッションの様子

 学び甲斐のありそうなセッションの数々を終えたのちに用意されているのは、座談会。セッション登壇者を中心に、会場にいる参加者をも巻き込んで、山形でできる新しい働き方についてディスカッションを行なうのだという。会場の隅っこでカメラを抱えて傍観を決め込むつもりだった筆者だが、座談会では公開取材という形式を取ってスピーカー陣、参加者に質問を投げかける役割を仰せつかった。いい人がいればどんどん巻き込むという方針に照らせば、筆者も「いい人」認定を受けたといって過言ではない。これはがんばらねば。

 そんな訳で、急遽参加者側のお手伝いもさせていただくことになったre:Work meetup Yamagata 2016は、11月11日、東北芸術工科大学で開催される。寒さを感じるようになった今日この頃だが、熱気あふれるイベントになることを期待している。

re:Work meetup Yamagata 2016

■日時:2016年11月11日(金) 14:00 - 17:00
■会場:東北芸術工科大学 本館407教室
■入場:無料
■申し込み:re:Work meetup Yamagata 2016(Doorkeeper)



カテゴリートップへ

この連載の記事