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プリンストンのデジギア道 第53回

iPhone 7にも対応で5000円切り

コスパ抜群の防水Bluetoothイヤホン「PHC-SP1」を試す

2016年10月25日 11時00分更新

文● 花茂未来 編集●ASCII.jp

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コスパに優れる防水Bluetoothイヤホン「PHC-SP1シリーズ」を試してみた!

スポーツ向けイヤホンはワイヤレスに限る!

 健康目的のトレーニング、あるいは趣味として筋トレやランニング、各種スポーツを楽しんでいる人が周りに増えている。個人的には、ダイエット効果と時間調整のしやすさなども相まって、1人でできるランニングと筋トレを再開。トータルでは3年ほど続けている。

 そんなときに欠かせないのが音楽。ロックやメタルを聞きながら激しい運動をするもよし、ピアノサウンドが綺麗な曲を聴きながら朝の清々しさを楽しむもよし。ポチっと音楽を再生するだけで、その日の気分に合わせて簡単にシチュエーションを作り出せる。

 ただ、リスニングにはスポーツ用ではなく通常のイヤホンを使っているので、本体が耳から外れる、ケーブルがジャマ、音が途切れる、断線する等々の問題が出てきた。現在はスポーツ用イヤホンの購入を検討中。でも高いのはイヤ。

 そこで今回は、プリンストンから新発売のスポーツ用ワイヤレスイヤホン「PHC-SP1シリーズ」を試してみたい。お値段は直販価格で4946円という高コスパが魅力の製品だ。

「PHC-SP1シリーズ」。カラーはブラック、グリーン、ピンクの3色

IP54対応の耐水BluetoothイヤホンはiPhone 7にも対応

 スポーツ用ということで、PHC-SP1シリーズはIP54対応。ASCII.jp読者諸氏にはおなじみ、防塵・防水性能を表すIP規格において、「有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない」防塵性能と、「あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない」防水性能を持っていることを示している。

 要するに、「耳垢や砂ぼこり程度で故障はしないし、汗や小雨程度なら防げるよ」ぐらいに考えておけばいいだろう。屋外で使用する上で防塵性能がしっかりしているのは安心。生活防水レベルの性能もあるため、これから盛り上がるウィンタースポーツにも使える。

 ワイヤレス接続はBluetooth 4.0で、A2DPとAVRCPの2プロファイルに対応。コーデックはSBC、もしくはapt-Xに対応している。約1.5時間の充電で、連続再生時間は最大4.5時間。再生周波数帯域は20Hz~20000Hz。重さは約20gとなっている。

充電は付属のUSBケーブルで行なう

S/M/Lサイズのイヤーピースが付属している

 さて、筆者がスポーツ用イヤホンを探すときに第一条件としたのは“ワイヤレス”。スポーツ用イヤホンは、絶対ワイヤレスが欲しくなる! と思う。冒頭の通り、現在は普通の耳栓型イヤホンを使っているのだが、ケーブルがあるせいでいろいろ問題が起きる。

・走っている時にブラブラしてジャマ
・ランニングの上下運動に併せてケーブルも上下するのでイヤホンがずれる
・ケーブルが上下した衝撃がイヤホンに伝わることで、一歩踏み出すごとに「ゴソッ、ゴソッ」という音が聞こえる
・iPodのイヤホンジャックに衝撃が伝わるので、接点がずれるたびノイズが入る
・ポケットの中でiPodが傾き、ケーブル根元が圧迫されるので断線する(2本ダメにした)

 第二条件は耳かけ型であること。ネックバンド型は重いのとフィット感に欠けるので、個人的に避けたかった。他のタイプだと激しい運動をしたときにズレやすく、経験上、ダッシュ→腹筋→背筋→腕立て→スクワット→以下ループなんて繰り返すと、たいてい腕立てのときにポロっと外れてイラっとすることが多い。耳かけ型なら軽くてフィット感もあり、ズレの心配も少ないと考えたためだ。

 第三条件はコスパ。スポーツ用ワイヤレスイヤホンは全体的にちょっとお高め。有名メーカーの製品だと、9000円~2万円あたりが多いが、超高品位な音質を求めている訳ではないので、お値打ち感を重視したいところ。ただ、余りに安価な製品は故障時の保証対応が危うい。長期間使えないとなると、運動リズムに影響が出るので避けたい。

 PHC-SP1シリーズは、筆者の希望条件をバッチリ満たしながら、1年間の保証付き。プリンストンは電話のサポート窓口もあって安心感もある。

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