販売はオークション形式で
実銃と同じく、ストックと一体化されたボディーと、ドットサイト&バレルユニットがワンタッチで分解が可能。分解した写真を見るとわかりますが、グリップ上部の厚さがあまりなく、継ぎ目があるとちょっとした力がかかったら折れかねません。そのためP90と同じく全体を一体成形で作るしかないそうなのですが、レジンで作るには内側の厚みを増やしたりリブを入れたりして補強する必要があります。しかし内部には各種機構があり、それは無理。そのため強度のあるFRPで作ることにしたそうです。
しかし! FRPというのは、これが本当に硬いので切ったり削ったりというのが容易ではありません。電動工具が必須です。しかも、小型船舶などにも使われるぐらい頑丈なので小型のルーターでは切るのもままならず、ディスクグラインダーなど割とガツンとした工具が必要になってしまいます。
そのため一般家庭では加工が難しいと判断し、キット販売を諦めて完成品で販売することにしたとのこと。ただ、作るには手間も時間もかかり大量生産ができないので、生産数を限定したオークションでの販売としたそうです。
というわけで生産数は非常に限られていて、全部で14丁の超希少品。シリアルナンバー00は大日本技研での保存用、No.01はプレゼント用、No02~13が販売用とのことです。
販売は前述のとおりオークション形式で、Google Formsを利用した専用フォームから入札します。オークションは1丁ずつ行なわれ、製作開始と同時に入札を開始。完成と同時に終了して、次の1丁の入札がスタートするそうです。8月末の段階では、最初の1丁であるシリアルNo.02の入札が行なわれていました。締切の告知はTwitterで行なうとのことなので、要チェック!
また、Twitterでは大喜利を行なっていて、1名に完成品がプレゼントされます。シリアルNo.01のプレゼント用というのがそれで、架空設定やショートストーリー、イラストなど、P90_ADをネタにした作品を募集しています。宣伝が目的なので、内容だけでなく、リツイートやいいねの数も加味されるそうです。詳しくはP90_ADのウェブサイトをご覧ください。
1丁プレゼントとは太っ腹ですよね。大喜利の締切は最終生産が終わるまでらしいので、まだまだ余裕があります。みなさんも挑戦してみてはいかがでしょう。ワタシもなにか考えてみようかなぁ。
あ、いいこと思いついた。宣伝が目的なら、設定とかじゃなくてもこの記事へのリンクを貼ったツイートではどうでしょう! ダメですか!(ダメです)
©たなかせいじ/大日本技研
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