空中を舞う猫の細かい抜け毛も撮れちゃう!
この階段にいたのは全部で4匹。
残る2匹は白黒でこっちもたぶん兄弟だ。よく一緒にいる。
この日はどちらもぐでーっと寝ておりました。
暑くて撮影にも疲れたので土手に座ってぼーっとペットボトルの水を呑んでると、河原からこっちに歩いてくる猫を発見。雑草だらけの河原にちょうど猫が通れそうなケモノ道が出来てて、そこを歩いてきたのだ。
でもsd QuattroってAFが速いわけじゃないので、背景をほどよくボカして撮ろうと思うと、フォーカスが間に合わない。
と思ったら、途中で折れた草にひっかかったもよう。
さすが猫。進路を遮るものがあると、避ける前に匂いを嗅いだり匂いをつけたりしちゃう。ラッキーということでその姿を。
きっとさっきのハチワレ系猫と血がつながってるんじゃないかとい思うこの白黒猫、私にまっすぐ向かってくるので待ち構えていたら、直前ですすすっと迂回して2mくらいの距離を保ちながら土手をのぼり、私の後ろを迂回して腰をおろしたのであった。
猫ならではの微妙な距離のとり方がたまらんですな。
せっかくだからとカメラを向けたらいきなり後ろ足でアゴをぼりぼり。
で、撮った写真を見返しておどろいた。このレンズすげー。
ボリボリ掻くと当然毛がちょっと抜けるじゃないですか。空中を舞う短い抜け毛までちゃんと写ってるのである。ちょうど背景が暗いところに白い毛という目立つ組み合わせではあったのだけど。
ただウェブ用の縮小した画像だとどうかな。まあ拡大して見てみてください。
最後は前回も登場願った親子猫を。
まずは子猫たちを見守る母猫。
見守られてる子猫。ゴロゴロしたかと思ったら、なんか空を見上げた姿勢で静止。その隙を逃さず撮影。鳥でも飛んでいたか。
最後は子猫大あくびの図。
さて、すでにいくつか来ておりますが、9月は台風の季節、今年も無事のりきれますようにと、この時期に河原の猫たちを見ると思うのであった。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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