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進化するロードバイクの世界をALIENWARE 15+Zwiftで楽しめ! (3/4)

2016年08月26日 11時00分更新

文● 山口優、編集●ハイサイ比嘉

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「Zwift」を快適に楽しむには? オススメ機材を紹介

 「Zwift」をプレーする際に必要となる標準的な機材は、「実車」とそれを設置するための「インドアトレーナー」(ローラー台)、無線規格「ANT+」に対応した「パワーメーター」、「パソコン」、パソコンでデータを受け取るための「ANT+」ドングル。あとは、「心拍計」があるとトレーニング中の心拍数をモニタして走行中のコンディションを知ることができる。この中でも選ぶ際に迷いがちなのが「パワーメーター」だ。

「Zwift」をプレーする際に必要となる標準的な機材をセットアップした状態

「ANT+」ドングル

左クランク部分が、パイオニアのパワーメーター「105L」

「パワーメーター」の選び方は?

 渡辺店長によると、「パワーメーター」を選ぶ際は「Zwift」で利用可能かどうかという点以外に、単体での使いやすさも重要なポイントになるという。特に計測データを可視化する解析ソフトの出来は大切。しかしハードとソフトの両方を開発しているメーカーは数が少なく、なかでも日本語表示のユーザーインターフェースを用意しているものは限られてくる。そのうち、ハードとソフトの両方の完成度が高くオススメなのがパイオニアの「105L/CA500セット」。専用のサイクルコンピューターが付属しながら税別10万円を切るコストパフォーマンスのよさと、国内メーカーならではの安心感&サポート体制でお客さんにも人気がある製品だそうだ。

パイオニアのサイクルコンピュータ「CA500」

 同製品を単体で使用する場合は、同じくパイオニアが開発したWebベースのデータ解析ソフト「Cyclo-Sphere」を利用することになる。このソフトがとにかく秀逸で、ペダリングの状態などをグラフやヒストグラム、相関図などでシンプルにわかりやすく可視化してくれる。それを見ればスキルの向上した点や課題、他ユーザーと比較した際の自分のレベルなどがわかるため、大きなモチベーションにつながるそうだ。

パイオニアのデータ解析ソフト「Cyclo-Sphere」の画面

いつでもどこでも解析データを確認できる!

 パイオニアの「105L/CA500セット」を使って取得した各種データは、クラウドにアップロードされ、Webベースのデータ解析ソフト「Cyclo-Sphere」で表示できるようになる。そのため、ネット環境とWebブラウザさえあれば、どのPC端末でも解析データを閲覧可能だ。

 今回は、渡辺店長にデルの「Inspiron 15 7000 2-in-1」でコーチングを行なってもらった。「Inspiron 15 7000 2-in-1」は、ヒンジを回転させて「ノートパソコン」「タブレット」「テント」「スタンド」の4モードに変形できるため、さまざまなシーンで活躍できる。今回のように複数人で画面を見ながら会話する場合は「スタンド」モードが便利だ。

デルの「Inspiron 15 7000 2-in-1」でデータ解析ソフト「Cyclo-Sphere」を見ながら、データの見方を説明する渡辺店長

手軽に心拍を計測できる手首装着型の活動量計

 「Zwift」利用時に、あると便利なアイテムのひとつが、「ANT+」対応の心拍計。連動させると画面上にトレーニング中の心拍数が表示されるようになる。ケイデンスの数値や勾配の状態などと合わせれば「これくらいの心拍ならもう少しスピードを出しても大丈夫」という具合にペース調整に役立つのだ。対応製品は数多くあるが、渡辺店長によるとその中でも最近利用が増えているのが、ガーミンの心拍計測機能つき活動量計「vivosmart J HR」とのこと。

ガーミンの心拍計測機能つき活動量計「vivosmart J HR」

 「vivosmart J HR」は、手首に装着するだけで、簡単に心拍を計測できる光学式心拍計を搭載。従来は、胸に取り付けるチェストバンド方式心拍計が主流だったが、装着が面倒だったり、圧迫感があったりして、場合によってはストレスを感じることがあった。しかし、リストバンド型の製品が登場したことで、より気軽にサイクリング時に心拍データを活用できるようになったという。

 なかでも「vivosmart J HR」は多機能なタイプで、「Zwift」と連動できる上、前述のパイオニア「CA500」など「Ant+」対応サイクルコンピュータにデータを転送することも可能だ。ちなみに、渡辺店長が気に入っているのはBluetooth経由でスマートフォンと連携できる機能。スマートフォンに保存されている音楽の再生・停止などの操作ができたり、現在地周辺の予想天気や気温を確認できたり、電話の着信や受信メッセージの通知などを確認できたりするのが便利なのだそうだ。

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