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T教授の「戦略的衝動買い」 第387回

強風でもひっくり返らない! 6000円超のビニール傘を衝動買い

2016年07月13日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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強風でも傘がひっくり返らない「逆支弁」機構

傘の骨の中央部にあたるビニールに作られたスリットの「逆支弁」

傘の骨の中央部にあたるビニールに作られたスリットの「逆支弁」

金属定規などの薄いものなら、傘の内側から比較的容易に貫通して押し出せる。外側からはまず入れられない。この構造によって、傘の内側に送り込まれた風は「逆支弁」を空気の通路として利用し、空気を逃がすことができる

金属定規などの薄いものなら、傘の内側から比較的容易に貫通して押し出せる。外側からはまず入れられない。この構造によって、傘の内側に送り込まれた風は「逆支弁」を空気の通路として利用し、空気を逃がすことができる

 シンカテールクラシックは、ほかのホワイトローズ ビニール傘と同じく、傘内側の風を外に逃がす構造である「逆支弁」機構が搭載されている。この機能のお陰で、かなり強い風を傘の内側で受けても、すべての空気が傘の内側に溜まることない。

 ビニール(ポリオレフィン系多層フィルム)の骨のところに切り込まれた細いスリット(逆支弁)から外側に空気を素早く逃がしてくれる効果で、傘を吹き飛ばされたりすることを防いでくれる。

 もちろん「逆支弁」のスリットは内部の空気が風圧による圧力で押し開く構造となっており、外部から雨が、傘の内側に侵入することはない。

コンビニの傘立てでも引き立つ存在感!
でも余計な神経を使ってしまう……

実際の使用でも、110cmの有効直径のあるシンカテールクラシックなら、大人のほぼ全身をカバーし、透明度も優秀で安全だ

実際の使用でも、110cmの有効直径のあるシンカテールクラシックなら、大人のほぼ全身をカバーし、透明度も優秀で安全だ

 梅雨の季節なのにしばらく雨が降らず、シンカテールの実力を試すチャンスがなかったが、先日やっとその機会に恵まれた。

シンカテールクラシックが従来のビニール傘と異なるのは、丁寧に作られた傘に愛着が持てること、サイズや素材、機能による明快な差別感とブランド感があること。もちろんアニマルフットも無事装着できたので、雨の日は近所全域でュラシックパークごっこもできる

シンカテールクラシックが従来のビニール傘と異なるのは、丁寧に作られた傘に愛着が持てること、サイズや素材、機能による明快な差別感とブランド感があること。もちろんアニマルフットも無事装着できたので、雨の日は近所全域でュラシックパークごっこもできる

 実際にシンカテールを雨の日にさして使ってみると、その大きさの余裕と透明度の高さによる視界の良さ、大きな割に安定したホールド感が気に入ってしまった。

 あいにく、風はそれほど強くなく、逆支弁の効果は体感できていない。

 近所のコンビニに買い物に行って、入口横の傘立てに入れても、他のビニール傘群より、数センチほど飛び出し、ビニール傘としては極めて個性的な竹フェイクの持ち手が目立つことこの上ない。

 貧乏人が分不相応の高級ビニール傘を買ってしまうと、今まで使わなくてよかった余計な神経を使ってしまう。

 次の進化モデルは、Bluetooth 4.0対応のワイヤレス キーファインダー搭載の「ホワイトローズ シンカテール アドバンスド・テクノロジー」もありかもしれない(^^)。

T教授

今回の衝動買い

アイテム:ホワイトローズ シンカテールクラシック

価格:直販サイトにて6480円で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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