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プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう 第11回

ボリュームサイズ64TB化も挑戦!

完全俺得! 新調Droboに「Drobo Migration」でデータ移行

2016年03月25日 11時00分更新

文● 飯岡真志 編集 ●金子/ASCII.jp

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祝・俺用Drobo 5N導入!

 おかげさまで、このDroboを徹底活用するための連載も1年近く続けさせていただいている。その間、筆者のラボ(自宅とも言う)にはずっとDrobo 5Dと5Nが鎮座し続けていたわけだ。

 以前にも書いたように、我が家にはDrobo 5Nの前世代モデルであるDrobo FSがあり、日夜稼働している。このモデルは6年前に発売されたもので、Drobo 5Nとの性能差がもう歴然としているのである。

 新モデルであるDrobo 5Dと5Nを評価しながら前世代モデルを使い続ける状況に、1年も耐えたと自分を褒めてやりたいところだが、結局自分用にDrobo 5Nを導入することにした。もちろんASCIIが気前よく原稿料をたくさん支払ってくれたおかげだ!(個人の感想です)。

 そういうわけで今回は、筆者自身がDrobo FSからDrobo 5Nに移行するためにいろいろと調べたので、それをまとめて「古いDroboから最新のDrobo 5N/5Dに移行する際の手順」を紹介する記事にしてみた。完全に俺得な記事である。これまでの記事と多少の重複があるかもしれないが、ご了承いただきたい。

外付けストレージの互換性てどんな感じ?

「移行と言っても、古いDroboからHDD引っこ抜いて新しいDroboに挿せばいんじゃね?」

とお思いの方もいるかもしれない。しかし話はそう簡単ではない。

 一般論だが、USB接続の外付けストレージや、NAS(Network Attached Storage)では、ある機種で使っていたHDDを別の機種で再利用する際には、初期化が必要だ(例外もたまにある)。データを入れたまま「あちらからこちら」といったかたちでHDDを転用することはできないのだ。

 外付けストレージは、HDDに記録されているデータを読み出し、接続しているパソコンに向けて送り出す。だが、この機能を担っている「○○コントローラー」のような名前のチップが、完全に同じように動作するわけではないからだ。まして複数のHDDから構成されるストレージ機器では、HDDのフォーマットも異なるわけで、こちらもHDDを転用する際には初期化をすることになる。

 そう考えると、Droboの新旧の機器間でHDDを移行できること(一部制限あり)のほうがむしろレアケースと言える。わざわざDrobo Migrationと機能に命名しているのは、ダテではないのだ。


 

(次ページ、「Drobo Migrationが可能な機種」に続く)

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