ファーウェイ通信 第17回
HUAWEI WATCHはアップデートで通話も可能に!
お手頃価格の「HUAWEI GR5」と「HUAWEI WATCH」を組み合わせて使う!
2016年03月16日 11時00分更新
SIMフリースマホやモバイルルーターなど、ファーウェイ製端末の魅力をお伝えしている「ファーウェイ通信」。今回は高級感あふれるメタルボディーに指紋センサーも搭載、それでいて価格は税抜3万4800円という高コストパフォーマンスのSIMフリースマホ「HUAWEI GR5」をレビュー。あわせてスマートウォッチ「HUAWEI WATCH」の待望のアップデートについても紹介していく。
オクタコアCPUにフルHD液晶、さらに指紋センサーも
価格は3万円台半ばもお買い得度大の「HUAWEI GR5」
HUAWEI GR5は、ファーウェイが春商戦に投入してきたSIMフリースマホの新製品だ。税抜3万4800円という価格はミドルクラスに位置しながらも、オクタコアCPUや5.5型フルHDディスプレー、1300万画素カメラ、指紋センサーの搭載など、性能面では上位クラスに匹敵するのが最大の魅力と言える。
高級感が漂う本体デザインも上位クラス並と言える。ミドルクラス機ではめずらしいアルミ・マグネシウム合金の金属筐体を採用しており、背面にはヘアライン加工が施されている。全体的に上品で落ち着いた雰囲気に仕上がっており、クオリティーは相当に高い。
また、手に持ったときのフィット感も良好。背面に丸みがあり、手のひらにしっくりとなじむ。5.5型という比較的大型の画面なのだが、本体の横幅は約76.3mmに収まっており、片手持ちであってもまったく苦にならない。重量も約158gと金属筐体のスマホとしては軽量な部類となる。
スペックについては、前述のとおり、上位クラスに匹敵する性能を持つ。CPUはオクタコアの「Snapdragon 616」(1.5GHz×4+1.2GHz×4)を採用。5.5型ディスプレーはフルHD解像度(1920×1080ドット)のIPS液晶で、画質調整アルゴリズムにより屋外の太陽光下でも視認性を高く保ちつつ、省電力を実現している。そのほか2GBメモリー、16GBストレージ、3000mAhバッテリー、Android 5.1と十分以上に高い実用性を備えるスペックとなっている。
なお、LTEの対応周波数はバンド1/3/5/7/8/19/28/40、3G(W-CDMA)はバンド1/5/6/8/19。ドコモMVNOのいわゆる「格安SIM」との組み合わせもよく、この春にSIMフリーデビューを検討中のユーザーには適したモデルと言える。
利便性はそのままにセキュリティーを強化できる指紋センサー
そんなHUAWEI GR5だが、特に読者に注目してほしいポイントは高性能な指紋センサーを搭載している点だ。
指紋センサーで便利な部分と言えば、なんといってもセキュリティー絡み。公私ともにスマホからの情報漏出が話題になる昨今だが、複雑なパスワードでロックをかけておくと、当然ながら解除に手間がかかってしまう。その点、指紋センサーなら一瞬で解除できる。このようにスマホの使い勝手に直結する部分だけに、各社のフラグシップ級には当然のように搭載されるようになってきたわけだ。その点、HUAWEI GR5の価格帯で搭載しているのはそれだけで大きなアドバンテージとなる。
さらにHUAWEI GR5は「指紋センサー2.0」と名付けられているように他社端末と比べても機能面でさらに上となる。
具体的にはHUAWEI GR5ではスリープ状態でセンサーに指を置くと、それだけで端末の起動とロック解除が一気に行なわれ、すぐに操作可能な状態になる。この間、1度もボタンを押す必要はない。
またセンサー上には、横向きでも縦向きでも指を置きさえすれば、問題なく指紋を認識してくれる。認識スピードや精度は従来モデルの2倍(約0.5秒の短縮)とのことだが、実際に試しても手も触ったとたんにパッと確実に反応するのを確認している。
セキュリティー機能以外の使い道もある。たとえば指紋センサー上で指を上下にスライドさせると通知領域を開閉したり、指紋センサーを長めのタッチでシャッターを切ることも可能だ。
また、センサー長押しでシャッターを切るのは、特にセルフィーの際に便利。自然な体勢でシャッター操作できるため、ボタン操作や画面タッチよりも手ブレの可能性が格段に減る。ちなみに、端末の各種操作を行なうときには登録していない指でも可能になっているので、使う体勢が限定されないのもうれしい。
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