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動画エンコードの実力からキーボードやペンの使い勝手も探る!

歴代Surfaceを比べてわかった本当に買いのモデル

2016年03月15日 11時00分更新

文● ジサトライッペイ

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インターフェースの配置や厚さで比べるSurface

 

 さて、キーボードの次はPC本体の厚さやインターフェースの配置をチェックしましょう。

 Pro 2のインターフェースは当時タブレットPCなのにフルサイズのUSB3.0ポートがあることで話題になりましたね。厚さ13.5mmとやぼったいボディーもそれでなんだか許せたような記憶があります。キックスタンドは2段階調整です。

 Pro 2から薄型化して、厚さは一気に9.1mmになったPro 3。しかし、そのせいで放熱機構を妥協せざるを得なかったように思うのですが、インターフェースもだいぶPro 2からレイアウトが変わっています。ちなみに、micro SDXCカードスロットはキックスタンドを開けると出てくる本体背面に移動しております。キックスタンドは無段階調整で、好きな角度で作業できるようになりました。

 厚さ8.7mm、重量約622gと軽量化したSurface 3。micro SDXCカードスロットはPro 3と同様、本体背面に搭載。ちなみにMini DisplayPortのバージョンはPro 2とPro 3では1.2でしたが、Surface 3では1.1になっています。そして、外部出力できる画面数と解像度、リフレッシュレートに違いがあります。公式ページによると、Surface 3は外部ディスプレーは最大1台(3840×2160ドット/30Hz、2560×1600ドット/60Hz)、Surface Pro 2/Pro 3のCore i5/i7モデルは最大3台(1920×1200ドット/60Hz)となっています。なお、キックスタンドは3段階調整です。

 Pro 4ではPro 3から音量キーが上部に移動。micro SDXCカードスロットは相変わらず本体背面で、インターフェースの数は変わってませんが厚さは8.4mmと薄型化。CPUがHaswell世代からSkylake世代に移行したことで、放熱と性能のバランスが良くなりました。もちろん、キックスタンドは無段階で調整できます。

 Surface Bookの厚さはキーボード接続時で最厚部22.8mmで最薄部が13mmです。定規をあてて測ってみると、この内訳はキーボードが約5mm、PC部が約8mmでした。Proシリーズとは異なり、インターフェースをキーボード側に集中させてUSB3.0ポートが2つとPCとしては大分使いやすくなってますが、最近のクラムシェル型モバイルPCと比べるとそれでもちょっと少なめです。Surfaceシリーズ間ではインターフェースの数にあまり差がなく、一般的なモバイルPCと比べるとちょっと少ないなーというのが本音です。「USBなんか1個で十分!」と割り切るのもアリですが、なんらかの事故で物理的にポートが壊れたら……と考えると2個あったほうが安心ですよね。

 となると、Surface Bookの2ポートUSBは精神衛生上すごくステキな仕様なのですが、USBメモリーを挿すとキーボード側が約5mmと薄すぎて取り外すときに机とUSBメモリーの隙間がほぼないので抜きづらく、グッと持ち上げて取り外してました。うーん、こうしてみると薄すぎるのも考えものですね。

机とUSBメモリーの隙間はほぼない状態なので、USBメモリーを外すときはキーボードを持ち上げて抜いてました。

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