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プロカメラマンを魅了!? キヤノン「EOS-1D X Mark II」フォトレポート

2016年02月03日 12時00分更新

文● 周防克弥

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 既報の通り、キヤノンがデジタル一眼レフカメラEOSシリーズのフラッグシップモデル「EOS-1D X」をモデルチェンジし、「EOS-1D X MarkII」へと進化させた。筆者のようなプロカメラマンには気になる存在だろう。

 従来機のEOS-1D Xが2012年の6月に発売されてから4年弱、銀塩時代のフラッグシップ機といえば10年は生き続ける機種が多かったが、デジタルカメラになってからは技術の進化に合わせて毎年のように新機種が投入され、新機能が続々と追加されている。フラッグシップ機も時代に合わせて短いスパンで投入されている。

 同じくニコンからもフラッグシップモデル「D5」のアナウンスがあったが、今年はオリンピックがあるのでどちらもそれを見据えてのものだろう。

 今回は発売前の試作機を触ることができたので、外観や機能(ユーザーインターフェース)を中心としたレポートをお送りする。まだテスト機なので画質評価はできないが雰囲気は味わってもらいたい。

一見すると変化のない外観
しかし細かい変更部分が……

パッと見た目の印象では前モデルとの差は少なそうだが、使い勝手はかなりよくなっている感じがする 背面側のボタンレイアウトは基本的な部分では変更ない。前モデルと同時に使っても違和感を感じないだろう
パッと見た目の印象では前モデルとの差は少なそうだが、使い勝手はかなりよくなっている感じがする背面側のボタンレイアウトは基本的な部分では変更ない。前モデルと同時に使っても違和感を感じないだろう

 見た目は前モデルのEOS-1D Xと大きな違いはなく、ペンタ部の膨らみと機種名を示すロゴくらいでしか区別は付きそうもないが、実際にはインターフェース周りの配置やボタンの大きさなど、かなりの部分が改良されている。

本体前面。レンズマウントの左横にはファンクションボタンと絞込みボタンがある

 まず、グリップの内側、レンズマウントの左横にファンクションボタンと絞込みボタンが縦に並んでいる。同じようにレンズマウント左下に2つのボタンがあるが、これも同じファンクションボタンと絞り込みボタン。縦位置にカメラを構えた状態でも同じ操作が行なえるようになっている。

 それは従来機も同しなのだが、ボタンに段差を設けて触った状態で区別しやすいようになっている。

本体背面。モニターはタッチパネル採用 タッチ機能は常時有効ではなく、ライブビューや動画撮影時に操作可能になる。もちろん誤動作防止に機能をオフにもできる
本体背面。モニターはタッチパネル採用タッチ機能は常時有効ではなく、ライブビューや動画撮影時に操作可能になる。もちろん誤動作防止に機能をオフにもできる

 背面は、EOS-1D Xを使っていた人なら見慣れたインターフェースとなっている。「1D」系以外のキヤノン製デジイチとでは若干動作が違う箇所もあるが、基本操作は同じ。

 背面右上のインターフェースと同じ機能のボタンが右下にもあり、こちらも縦位置に構えた場合に同じ操作ができるようになっている。なお、背面モニターはタッチ機能も追加された。

本体側面グリップ側。グリップの厚みが若干だが小さくなっており、手が小さい人でも持ちやすくなった 側面インターフェース側。基本的には従来機と同じだ
本体側面グリップ側。グリップの厚みが若干だが小さくなっており、手が小さい人でも持ちやすくなった側面インターフェース側。基本的には従来機と同じだ
リモートレリーズ用の端子は縦位置用シャッターボタンの上に配置されている 従来機のリモートレリーズ用端子位置にはヘッドホン端子が備わる
リモートレリーズ用の端子は縦位置用シャッターボタンの上に配置されている従来機のリモートレリーズ用端子位置にはヘッドホン端子が備わる
有線LANやHDMI出力、microUSB 3.0端子なども備わっている 有線LANやHDMI出力、microUSB 3.0端子なども備わっている
本体上面。ペンタプリズムにGPSが内蔵されたため大きく盛り上がった
本体上面。ペンタプリズムにGPSが内蔵されたため大きく盛り上がった
底面も基本的には同じ。グリップ形状が変わったことでインターフェースレイアウトに若干の差がある 底面も基本的には同じ。グリップ形状が変わったことでインターフェースレイアウトに若干の差がある
メディアスロットはCFカードとCFastカードとのデュアル仕様。左がCFカードで右がCFastカードのスロット ジョイスティックのような操作が可能なマルチコントローラー。尖ったような形状から指にあたる面積が増えて操作性がよくなっている
メディアスロットはCFカードとCFastカードとのデュアル仕様。左がCFカードで右がCFastカードのスロットジョイスティックのような操作が可能なマルチコントローラー。尖ったような形状から指にあたる面積が増えて操作性がよくなっている

 記録メディアはCFカードとCFastカードが使用可能。ただし、お互い形状は似ているが互換性のないメディアなので、カードスロットはデュアル仕様となる。もちろん、同時記録する場合には個別にメディアを用意する必要がある。

 なお、高速なCFカード(UDMA7)ではRAWでの連続撮影枚数が73枚だが、CFast2.0のカードでは170枚まで連写が可能になるそうだ。4K/60PやFHD/120Pでの動画撮影でもCFast2.0のカードは必要になってくるだろう。

縦位置に構えた時に親指で操作するボタン類は余裕のあるレイアウトになった。横位置に構える時と操作性が近い 縦位置に構えた時に親指で操作するボタン類は余裕のあるレイアウトになった。横位置に構える時と操作性が近い

 グリップ形状を初め、ボタンレイアウトや形状の見直しは全体的に使いやすくなるように改良されている印象。特に縦位置で構えた場合の操作性はかなりよくなった印象で、基本的な操作性を変えずに使いやすくしたのは喜ばしい。

 カメラ本体は大きく重いが、その分堅牢性は高く、高い剛性感は使っていて安心感を感じる。ボタンやダイヤルの操作一つとっても不安感はなく、カチッとした操作感はやはりフラッグシップモデルだなと改めて感じる。

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