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CPUグリス徹底比較 冷えるのはどれだ? ― 第3回

キンカンやスティックのりが強い! CPUグリスの代用品を探せ!

2015年07月09日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII.jp

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 第3回はエクストリーム編として、1度は思った「これCPUグリスの代わりになるじゃね?」をチェックしていく。エントリーから見てみよう。

 キンカン、オロナイン、スティックのり、美容液ジェル、ホホバオイル、マヨネーズ、駄菓子、スライスチーズ、自転車用潤滑油の9種類だ。

見た目がグリスっぽい日用品から9種類をチョイスした

 出落ち感満載だが、第2回の熱伝導シート編で薄いのであればそれなりの性能を出すことがわかっているため、冷却性能よりは、液体がマザーに漏れたらどうしようと心配しながらの計測になった。なお、以下は想定外のPC運用となるので、PCが壊れても自己責任となる。真似することはおすすめしない。

 計測環境は第1回第2回と同じなのでそちらを参照してもらいたい。BIOS読みの温度が低く、サーモグラフィーでの計測、つまりCPUクーラーの最高温度部がBIOS読みの温度に近ければ、それだけ熱が伝わっているものだと判断できる。

FLIR製のサーモグラフィー「FLIR E8」で温度分布をチェック
テスト環境
CPU AMD「A10-6800K」(4.1GHz)
マザーボード MSI「FM2-A85XA-G65」(AMD A85X)
メモリー CORSAIR「CMD4GX3M2B1600C8」 4GB×2
SSD Samsung「MZ-7KE256B/IT」(850 PRO 256GB)
電源ユニット Thrmaltake「TP XT-850AH3CCB」(850W)

 CPUにグリスや熱伝導シート以外のものを付けると、CPUやマザーボードにダメージを加える可能性がある。くどいようだが、実行は自己責任となるので了承願いたい。また、腐食する可能性が大幅アップするため、万が一試してみようと思ったときは、グリス(の代用品)を拭き取るための無水エタノールも用意しておこう。

編集部に無水エタノールがなかったので、拭き取りはオーバーホールクリーナーで代替した

塗るとスーッとする
キンカン

キンカン。平素より多大にお世話になっております

 CPUもきっとスーッとするはず! ということでトップバッターである。曲面への塗布が前提であるため、とても塗りやすく、また液体もこぼれにくいと、人体へ塗布するときのような感じでCPUに塗ることができた。そして漂うキンカンスメルもわびさびである。

ものすごく塗りやすい使用後の状態。とくに液体が漏れることもない

 結果は、BIOS読みで41度、サーモグラフィーで35.5度とヘタなグリスよりもいい数値となった。腐食の可能性はあるが、うっかりグリスを買い忘れたとき、とりあえずの回避用として十分だといえるだろう。

そつなく熱を逃がしているのがわかる。またCPUクーラーの風に乗ってキンカンの香りも漂うゴージャスな状態に

多少の火傷ならこれで治る!
オロナイン

オロナインH軟膏。いつもお世話になっております

 擦り傷だけでなく、手荒れやささくれなど、幅広いシーンで活躍するオロナイン先生。きっとCPUも大丈夫、見た目もグリスっぽい感じだしということで選んでみた。

 セッティングはCPUグリスと変わりなく、CPUグリスよりも柔らいので塗りつけは楽な部類だ。例によってオロナインの香りが漂うのもわびさびである。なお短時間の使用でも、長時間使い込んだCPUグリスみたいにしっかりとくっつくため、取り外しのときはスッポンに注意しよう。

CPUグリスと変わらない感じで塗れるため、グリス入門者向けだ

 さて、結果というと、BIOS読みで41度、サーモグラフィーで35.4度。1日くらいのネタ、もしくは緊急回避用にいいかもしれない。

キンカンと同じく安定した熱分布を見せた。なお画面右にあるチューブはオロナインだ。メモ用に置いた形

(→次ページヘ続く 「日用品や美容液は?」)

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