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Xperia Z5シリーズ3モデルを徹底レビュー 第4回

4K液晶搭載の最強冬モデル「Xperia Z5 Premium」レビュー

2015年12月10日 11時00分更新

文● 島徹 編集●南田ゴウ

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現状スマホで唯一無二の4K解像度液晶を搭載
「Xperia Z5 Premium」はデザインも他と差別化

 「Xperia Z5 Premium」は、スマホでは世界初となる4K(3840×2160ドット)解像度対応の5.5型ディスプレーを搭載したAndroidスマートフォンだ。

国内ではドコモのみの提供となる「Xperia Z5 Premium」

 “4K”とは、従来のフルHD(1920×1080ドット)の4倍の画素数を持つ、3840×2160ドットといった長辺が4000ドット前後の高解像度を指す。現在、50インチクラスのテレビや一部のハイエンドPCで搭載がはじまっており、「iPhone 6/6s」シリーズなど4K動画が撮影できる端末がハイエンド系を中心に増えてきた。

 4K対応の高画質番組も4K試験放送やスカパー!のほか、YouTubeの4K投稿動画など徐々に増えつつある。「Xperia Z5 Premium」なら、5.5型の手のひらサイズで最新の50インチ4Kテレビと同等の高繊細な映像を楽しめるわけだ。

4KとフルHDの違いのイメージ。高画質な写真を「Xperia Z5 Premium」の4Kディスプレーに表示して一部をじっくり見ると、フルHDよりも繊細なことがわかる

 従来のスマホとも比べてみよう。「Xperia Z5 Premium」の4Kディスプレーの繊細さを示す画素密度は806ppiだ。同じ5.5型でフルHDの「iPhone 6s Plus」の画素密度は401ppiなので、約2倍の密度差がある。なお、画素密度は300ppi以上あると人間の網膜では“ドット感”による荒さを認識できなくなり、滑らかな画面として認識される。つまり、「Xperia Z5 Premium」は従来でも高画質なフルHDをさらに超えた、やりすぎなまでの超高画質を実現したわけだ。

光沢ガラスと金属フレームのプレミアムなデザイン
「Xperia Z5」と同じオクタコアCPUと指紋認証を搭載

 「Xperia Z5 Premium」は、背面には鏡のような光沢ガラス、側面には磨かれたアルミフレームを採用。兄弟機の「Xperia Z5」と「Xperia Z5 Compact」のフロストガラスによる落ち着いた輝きとは対照的に、「Xperia Z4」や「Xperia Z3」に近いデザインになっている。

ほぼ鏡のような背面パネル。光が反射するとドコモロゴがかなり目立つ

 5.5型4Kディスプレー以外のスペックは「Xperia Z5」シリーズとほぼ同じだ。オクタコアCPUや指紋認証センサーを搭載。防水防塵(IPX5/8、IP6X)にキャップレスのマイクロUSB端子、フルセグ、おサイフケータイにも対応。ハイレゾ音源の再生や、専用のコンパクトなノイズキャンセリングヘッドホンも利用できる。2300万画素カメラは4Kムービー撮影にも対応。最大200GBのmicroSDXCに多くの写真や動画を記録できる。

右側面には指紋認証センサー搭載の電源ボタン、音量ボタン、カメラボタンを搭載

厚さ7.8ミリ、重量は181グラム。iPhone 6s Plusの192グラムよりはやや軽い

  Xperia Z5 Premium Xperia Z5
ディスプレー 5.5型液晶 5.2型液晶
画面解像度 2160×3840ドット 1080×1920ドット
画素密度 806ppi 424ppi
サイズ 74×154×7.8mm 72×146×7.3mm
重量 181g 154g
OS Android 5.1
CPU MSM8994(オクタコア)
(2GHz+1.5GHz)
RAM 3GB
ROM 32GB
カメラ 2300万画素
インカメラ 510万画素
バッテリー 3430mAh 2900mAh
最大通信速度 225Mbps/50Mbps
無線LAN 11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)
防水/防塵 IPX5/IPX8
/IP6X
テレビ機能 フルセグ/ワンセグ
指紋認証
販売キャリア ドコモ ドコモ、au、ソフトバンク
通話時間(3G) 860分 740分
通話時間(LTE) 1330分 1160分

→次のページヘ続く (4Kディスプレーの実力は?

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