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NVIDIAと組んだアユートの森田氏、自作PCの改造にかける意気込みを語る

2015年10月03日 17時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII.jp

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 自作PCは、都合のいいスペックの構成を選ぶだけでなく、魅せるPCも存在している。すっかり成熟期を通り過ぎて、自動車みたいな状態になっている感もある自作PC界隈だが、最近ではNVIDIAが「Mod PC」という改造PCのアピールに力を入れはじめている。

 スペックを追求するチューニングとは異なり、いろいろな発想を取り入れ楽しむのがModだ。自動車で言えば、ピョンピョン飛び跳ねたり、巨大なスピーカーやウファーを搭載するなど、速度や居住性とは違う方向に特化した改造である。

 PCの場合は、ゲーミング用でもなく、写真用でもなく、映像用でもなく、己の趣味に突っ走ってデコるPCの発展系ともいえるMod PCは、いわば「奇抜な改造PC」である。アニメキャラのイラストをケースに貼る、いわゆる痛PCもMod PCのひとつといえる。国内では、本来PCを入れるケースではないものにPCを搭載する改造が人気を博している。

 直近ではMaker Faire Tokyo 2015での山手線PCが記憶に新しい。その制作を手がけたのは、国内Mod PCの第一人者といってもいい株式会社アユートの森田氏だ。

Mod PCの第一人者である株式会社アユートの森田健介氏

 そこで今回は、久しぶりに森田氏と、どうしてNVIDIAのMod PCプロジェクトに関わったのか、Mod PC作りのノウハウや苦労点、楽しさなどを語ってもらった。

どうしてGeForce GarageでMod PCを作ることに?

――ビジュアルインパクトということで、Mod PCはとくに注目を浴びますが、森田さんはだいぶ前からMod PCを制作されていますよね。

【森田】 いまはパーツ代理店の株式会社アユートに勤務していますが、元は秋葉原のパーツショップ店員として10年勤務して、ファミコン、やゲームボーイなどを作ってきました。自作歴は高校の時にPentiumIIIからスタートして17年ですね。

ファミコンPCゲームボーイPC

――WiiとかX68000そばPCなどありましたよね。トータルで何台だったんでしょうか?

【森田】 10台くらいですね。思い出に残っているのは、そばPCですね。見た目勝負で食品サンプルを取り寄せたら、せいろより高かったんですよ。あとはX68000は、穴を開けるのが大変だったり、スーファミはいろんなニュースサイトに掲載されて話題になったので、よく覚えています。

そばPC
スーファミPC

――そんなMod PC スペシャリストが、なぜNVIDIAとタッグを組んだのですか?

【森田】 NVIDIAの高橋さんから、The Crewというレースゲームの宣伝用になにかできないかと相談があって、そのときに自動車型PCを作りますか? と話したら、トントンと話が進んで、GT-R PCを作ったのがきっかけですね。そのゲームに、R35 GT-Rは出てこないって完成してから知ったんですけど……(苦笑)

GT-R PCの苦労話

――GT-R PC、やりすぎ感があっていいですね。ニュースで見て、オホーって思ってました。

GT-R PC

【森田】 まずどうしてR35スカイラインGT-Rかというと、GT-Rが好きなのもあるんですが、車高がちょうどよかったんですね。電源を中に組み込みたくて。そうしたら、SFX電源になって、スポーツカーのラジコン筐体のなかで、ある程度高さが必要でした。そうして選んでいたら、後ろがもっこりしたスカイラインになりました。

後ろがもっこりしたR35スカイラインGT-RならSFX電源が入りそうということで、この筐体を選んだという。なお、ブレーキランプはSSDのアクセスランプになっている

――しかも、ビデオカードも載っていますよね。ちょうどフロントから顔を出している。これも狙い通りだったんですか?

【森田】 ゲーミングPCなのでビデオカードは外せませんよね。ちょうどいいビデオカードを探すのが大変でした。フロントガラスの部分の縦幅がちょうど2スロット分だったんですよ。ただGPUファンを入れると2.5スロット消費っていうの、多いじゃぁないですか。あとはショートタイプしか入らないので、だいぶ絞り込まれますね。

→次のページヘ続く (収まらなきゃ電源ケーブルでさえもぶった切る!

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