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快適ゲームプレイ! 『サンディスク SSDプラス』でSteam専用ドライブを作る!

2015年09月26日 15時00分更新

文● 加藤勝明 編集●ジサトラショータ

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HDDより高速なSSD、導入するなら今?

SSDを安く増設!読み込みストレスにサヨナラしよう

 HDDを大きく上回る速度が魅力のSSD。ほんの数年前までは「容量が少なく高価」というイメージをもっている人も多かったと思うが、高性能化・大容量化が進み、価格もこなれてきた今となっては、すっかりSSDの導入が当たり前になりつつある。「新しいPCが欲しいけど、HDDとSSD、どっちを搭載するか迷う」なんて人もずいぶん多くなってきたのではないだろうか。

 SSDを導入すれば、OSやソフトの起動やファイルの操作など、読み込み・書き込み速度がアップする恩恵を受けられるが、今回提案したいのはPCゲーマーのSSD導入だ。

 SSDにゲームクライアント(ソフト)をインストールすることで、開始時に広大なマップデータやテクスチャを読み出す必要があるオープンワールド型のゲームはもちろん、起動速度やコンティニューの高速化など、様々な場面で読み込み待ちのストレスを減らせるだろう。オンラインゲームではマップ読み込みに時間がかかると他のプレイヤーに出遅れる場合があるなど若干の影響が出るため、頻繁にプレイする人は特に導入を推奨したい。

最近の大作PCゲームでは、起動やロード時間が長くなることもしばしば。SSDなら読み込みの時間を短縮できる

 とは言え、「しばらくはPCを買い替える予定がない」「今のPC環境をいじりたくない」という人もいるはず。そんな人にオススメしたいのが、エントリー向けのSSDを増設し、ゲームをインストールするデータドライブとして運用する方法だ。SSDはOSが入ったシステムドライブとして使うもの、という印象を持っている人もいると思うが、すでに使っているPCのシステムを移行するのはいろいろと手間がかかるし、失敗のリスクもある。比較的安価なSSDを購入し、よく使うデータを入れておくだけでも効果はあるので、思いきって増設してしまっても損はないはずだ。

 そこでこの記事では、デスクトップPCにSSDを増設し、国内でも人気が高まってきたゲームプラットフォーム『Steam』の専用インストールドライブを作成、快適にゲームをプレイできるかどうかを検証する。現在HDDを使用していて、システムドライブ周りの構成もいじりたくない人は要チェックだ。

導入するならコスパ・信頼性が高い
『サンディスク SSDプラス』が最適!

サンディスク『SSDプラス(SDSSDA-240G-J25C/-J25)』

 さて、エントリー向けSSDといっても、今市場には様々なメーカー、種類が存在している。そんな中、『サンディスク SSDプラス(SDSSDA-240G-J25C/-J25)』を選んだ理由は2つある。

まずは価格だ。容量240GBで実売価格1万円切りと、秋葉原のパーツショップでも常にクラス最安を争う手頃さで、Steam用ドライブとして導入しやすい。安価な製品では性能が気になる人もいると思うが、転送速度は順次読み込み(シーケンシャルリード)毎秒520MB、順次書き込み(シーケンシャルライト)毎秒350MBで、同社の上位モデルに比べてやや書き込み速度が劣るものの、実作業に影響が出やすい読み込み速度は充分なスペックになっている。

 そして、もともとサンディスクの製品は、カメラ向けSDカードやCFカードなど、高品質なフラッシュメモリーに定評があること。同社が日本でコンシューマー向けSSDを販売開始したのは2014年と比較的最近だが、OEM分野ではSSD黎明期からの製造メーカーとしても知られているなど、信頼性は折り紙付きだ。加えて、3年の保証期間があるのもありがたい。コストパフォーマンスと信頼性を両立していることが、今回の選択のポイントになっている。

↑フラッシュメモリー製品老舗のサンディスク製ということで、信頼度は折り紙付き

 ゲーム専用ドライブとしてSSDを選ぶ場合、読み込み速度が速いことがキモになる。近年のSSDは高性能化が著しく、安価な製品でも、読み込み速度はSATAの最大転送速度である6Gbpsに迫る値となっていることがほとんど。起動やロード時間の短縮に影響するのは読み込み速度なので、エントリー向け製品でも役割は充分に果たせるのだ。

 なお同シリーズは、容量120GBの『SDSSDA-120G-J25C/-J25』もラインアップしている。価格は実売6000円前後とさらに安価で、順次書き込み速度が毎秒180MBとやや劣るものの、順次読み込み速度は同じなので予算によってはこちらを選択してみるのもアリだろう。

自作PCやBTO PCへの装着はカンタン

↑増設にはSATAケーブル、SATA用電源ケーブルの2本が必要だ

 自作PCやBTOデスクトップPCの場合、SSD装着に必要なのはSATAケーブルおよびSATA用電源ケーブルの2本のみ(一体型ケーブルも販売されている)。HDD/SSDドックや変換ケーブルを活用し、外付けでの運用も可能だが、ここではPC本体への増設について解説する。

 と言っても、装着は非常にカンタン。SSDに上記の2本のケーブルを挿し、SATAケーブルのもう一端をマザーボード上のSATA 3ポートに、電源ケーブルのもう一端を電源ユニットに挿しこめばSSDがOS上で認識される。あとはPCケース内の2.5インチベイにネジなどでマウントするだけだ。

(次ページ、「SSD増設の手順をチェック」に続く)

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