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「A-S3000」「A-S2100」に続く高級機種

ヤマハ、Hi-Fi上位機の設計を受け継ぎ価格を抑えた高級プリメイン「A-S1100」

2015年07月07日 16時46分更新

文● ナカムラ/ASCII.jp

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シルバー(S)

シルバー/ピアノブラック(SP)

 ヤマハは高級プリメインアンプの第3弾として、「A-S1100」を7月下旬より全国で発売する。価格は21万6000円。

 A-S1100は、新系列のHi-Fiコンポーネントシリーズとして先に発売した「A-S3000」「A-S2100」に続く製品として企画・開発された。定格出力 90W+90WのMOS-FETフローティング&バランス・パワーアンプや、ピーク/VU切り替え式レベルメーターを装備した外観デザインなどの基本設計を上級機A-S2100から受け継ぎ、これにシングルエンド構成のコントロールアンプセクションを組み合わせたRCA(アンバランス)接続専用設計とすることで、低価格を実現したという。

 外装色には、サイドウッドをA-S2100と共通のピアノフィニッシュとしたシルバー/ピアノブラック(SP)、CDプレーヤー「CD-S1000」と組み合わせられるナチュラルバーチ天然木突板張りとしたシルバー(S)の2タイプが用意されている。フロントパネル色は各モデルともシルバー。

 パワーアンプ部を左右に振り分けてチャンネル間のクロストークを防ぐとともに、端子至近のリアパネル側にプリアンプ回路を配置することで信号経路の最短化を実現する左右対称コンストラクションを採用。ステージ間の相互干渉を最小限に抑え、卓越したS/N感とセパレーションを得るという。

 主要グラウンドポイントのネジ止め結線や大電流経路の容量強化(ケーブル芯線断面積60%向上)などのローインピーダンス設計により、ダンピングファクター250以上(8Ω、1kHz)のスピーカー制動力を獲得。音のスピード感と立ち上がりの良さにこだわって開発したカスタムメイドの大容量EIコアトランスとともに、強靭で躍動感のある力強い低域再生が可能だという。

 かつてヤマハの名作コントロールアンプで熟成を重ねたフォノ回路を現代に甦らせた、フルディスクリート構成フォノイコライザーを装備。スーパーローノイズ・トランジスターによるフルディスクリート構成を採用したMCヘッドアンプ部は、出力の低いMCカートリッジ使用時にも高いS/Nと低歪を確保するとしている。

 音声入力は6系統(RCA×4、MAIN、フォノ〔MM/MC〕)、音声出力は2系統(プリアウト、レックアウト)。サイズは、約幅435W×奥行き463×高さ157mm、重量は約23.3kg。リモコンと電源コードが付属する。

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