ここが変わったWindows 10 第60回
Windows 10 Mobile ビルド10149を紹介
Windows 10 Mobileが急速にブラッシュアップ
2015年07月05日 12時00分更新
3月17日、Windows公式ブログ上で開発中の次期OS「Windows 10」の販売開始時期を2015年夏とし、世界190ヵ国・111言語でリリースすると発表し、6月1日、ついに公式ブログ上で「7月29日」からアップグレード開始と公表された。Windows 8.1の後継OSとして、いろいろな機能のブラッシュアップが行われている。
この連載ではプレビュー版の「Windows 10 Insider Preview」を利用し、Windows 10の新機能の紹介、解説をする。
6月17日にビルド10136が公開されたと思ったら、6月25日にビルド10149が続いてリリース。Windows 10の開発が一段落ついたのか、急速にブラッシュアップが進んでいる。今回は、Windows 10 Mobile ビルド10149を紹介しよう。
不具合が解消され、UIも洗練された
筆者の環境では、Windows Phone 8.1にリカバリーしなくても、ビルド10149に直接アップデートできた。しかし、一部の端末では、80091007エラーが発生することがある。その場合は、ビルド10136をインストールしたときのように、一度Windows Phone 8.1に戻してからアップグレードすればいい。
とは言え、アップデートできたものの、いくつかのアプリがなくなったうえ、画面の表示もおかしい。どうしても改善できなかったので、設定の「バージョン情報」から「電話のリセット」を実行した。すると、正常に起動したのだが、なぜか日本語キーボードがない。仕方がないと、設定からインストールしようとしてもどうしても無理。これは困るので、一刻も早いビルドをリリースしてほしいところだ。ちなみに、インサイダーハブがなくなっているが、これは将来のビルドで復活する予定。
ピン止めしたライブタイルがぼやけて見えたり、ナビゲーションバーを非表示にできなかった問題が解消され、タイルもブラッシュアップ。OS全体の動作も最適化されて速くなっている。「すべてのアプリ」に「最近インストールしたアプリ」が上部に表示されるのは便利。邪魔なら「×」ボタンをタップして非表示にすることもできる。「OneDrive」アプリの自動カメラロールのアップロードも可能になった。
うれしいのは前ビルドに搭載されたと公開されたものの、正常に動作しなかった片手操作モードが動くようになった点。5型以上のWindows Mobile端末でWindowsキーを長押しすると、画面の表示が下にスライドし、画面上部も片手で操作できるようになるのだ。なお、コルタナも改良されているようだが、まだ日本語環境では利用できない。
(次ページ「新搭載ブラウザーが完成に近づく!?」へ続く)
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