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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第409回

究極の猫まっしぐらツール!? 「ちゅ~る」のすごい威力

2015年06月05日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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カメラを構えた見知らぬ不審者を警戒しつつ、でもお皿を最後まで舐め続けるキリちゃんの図。モニターを開いて猫目線アングルで(2015年2月 オリンパス OM-D E-M1)

カメラを構えた見知らぬ不審者を警戒しつつ、でもお皿を最後まで舐め続けるキリちゃんの図。モニターを開いて猫目線アングルで(2015年2月 オリンパス OM-D E-M1)

 猫宅訪問シリーズをはじめたときの話(関連記事)。

 人見知りする猫だったので、私が訪れたときも当然「なんかあやしいヤツがきた」といいたげに、部屋の隅に隠れてたのである。まあ普通ですな。

 だから、のんびりと世間話でもしながら猫が好奇心に負けて出てくるのを待とうと思ってたら、飼い主のKさんが「じゃあちょっと呼んでみようか」と取り出したのがいなばペットフードの「CIAO ちゅ~る」。ペースト状の猫用おやつ。

 猫飼いの間では有名な猫おやつだそうだが、はじめて知りました。うち、あまりおやつとかあげないからな。

 その「ちゅ~る」を取り出したとたん、隠れていた「キリ」くんがのそーっと現われたのだ。

 誘惑にはあらがえず、私をじっとニラんで警戒態勢のまま現われたのである。おそるべし「ちゅ~る」。

大好物に飛びつきたいけど、あそこにいる見知らぬヤツがいるから油断してはダメだぞ、と警戒しつつ寄ってきた「キリ」(2015年2月 オリンパス OM-D E-M1)

大好物に飛びつきたいけど、あそこにいる見知らぬヤツがいるから油断してはダメだぞ、と警戒しつつ寄ってきた「キリ」(2015年2月 オリンパス OM-D E-M1)

 でもって、こっちを気にしながらも、「ちゅ~る」を出した皿を最後まで舐めつづけたのであった(冒頭写真)。

 さすがにまだ顔はこわいけど、好物には勝てないのだ。

 しばらく猫を撮っていると、手のひらに「ちゅ~る」を出せば舐めに来てくれるよ、という。あれだけ警戒されてるのに?

 じゃあ試しにとやってみたら、来るのである。もう、警戒心より食欲が勝ち。

「ちゅ~る」を出した手のひらを差しだしたら、ほんとにやってきた。思わず左手を舐められながら右手で撮影。ブレないようシャッタースピード優先で(2015年2月 オリンパス OM-D E-M1)

「ちゅ~る」を出した手のひらを差しだしたら、ほんとにやってきた。思わず左手を舐められながら右手で撮影。ブレないようシャッタースピード優先で(2015年2月 オリンパス OM-D E-M1)

 しかも、舐め終わったあと、もうちょっと欲しいという顔でこっちを見るのである。おそろしや「ちゅ~る」。

もっと欲しいと訴えるキリ。一気に私との距離が縮まった瞬間なのであった(2015年2月 オリンパス OM-D E-M1)

もっと欲しいと訴えるキリ。一気に私との距離が縮まった瞬間なのであった(2015年2月 オリンパス OM-D E-M1)

(次ページに続く、「再び登場の「ちゅ~る」 そのおそるべき魅力!

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