このページの本文へ

電波強度が改善? 拡張アンテナ内蔵のiPhone 6ケース

2015年02月07日 11時30分更新

文● 鈴鹿 廻

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 装着するだけで電波強度を改善できるとうたう、iPhone 6/6 Plusケース「REACH79」が上海問屋に入荷している。アンテナ内蔵で電波の入りにくい場所で威力を発揮するというが、効果のほどはどうだろうか?

装着するだけで電波強度が改善? 内部にプレート状の拡張アンテナが仕込まれた、ちょっと不思議なiPhoneケースが販売中だ

 一見すると単なる保護カバーケースだが、内部には極薄プレート状の拡張アンテナが仕込まれているというこのケース。今年1月に開催された「2015 InternationalCES」で発表されたばかりの製品で、メーカーサイトによれば“Advanced Case Antenna Technology”と称する技術が用いられているという。

 その拡張アンテナにより電波強度の改善を狙ったアイテムだが、店頭での動作確認では「元々電波の入る場所ということもあり、脱着による差はほとんどなかった」(ショップ)とのこと。メーカーサイトでも「地下のバーや映画館など、電波の入りにくい“デッドゾーン”で有効」と解説しており、真価を発揮するとしても場所を選びそうなアイテムである。

メーカーによれば、電波強度の改善でダウンロード速度の向上や、はてはバッテリー寿命の向上も狙えるという野心作。ただし当たり前に電波が入る場所では効果がなさそう……

ちなみに保護ケースとしては一流。米国防総省の軍事調達規格をクリアしており、優れた耐衝撃性能をもっている

 なお、ケース自体は米軍調達規格の「MIL-STD-810G」に準拠しており、2m(6.6フィート)の高さから落下しても安心。電波強度の改善というメイン機能を抜きにしても、立派な保護ケースとして働いてくれそうだ。

 価格はiPhone 6 Plus用モデルが9980円、iPhone 6用モデルが8980円。ただし販売する上海問屋では「上級者向けアイテム」と位置づけており、マニュアルも付属せず、使用方法などのサポートもない。いっそ人柱になる覚悟で購入した方がいいのかもしれない。

【関連サイト】

【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン