このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

1万円台からのWindows 8.1タブレット購入術 第3回

TransBookやAspire Switchなど、ノーパソ的なWin8.1タブレット

2014年12月24日 12時00分更新

文● 正田拓也

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 もはや1万円台から買えてしまう、驚異の低価格Winodws 8.1タブレット特集。前回はとにかく低価格な単体タブレットを紹介したが、今回はタブレットとしても使えるが、キーボード付き、もしくは合体式でノートPC的な利用もできる機種を紹介する。

 もちろん、人によっては前回紹介したようなWindowsタブレットでも、別途キーボードなどを用意して最初から超小型ノートPCとして使うこともできる。しかし、超小型ノートPCとして使いやすいのは今回紹介する機種たちだろう。

 ドッキング式であればタブレットとキーボードが固定されるので膝の上に載せて使えるし、キーボード側に大容量のHDDを内蔵するモデルもある。

 なお、今回は低価格という趣旨があるため、マイクロソフトの「Surface Pro 3」のような高性能で高価な機種は紹介していない。紹介するのはいずれもインテルの開発コードのBay-Trailアーキテクチャーのプロセッサーを使ったものとなる。

 そして、前回同様に各機種紹介の最後にWindows 8.1の「WinSAT.exe」(旧Windowsでエクスペリエンスインデックスと呼ばれていた機能)を実行した結果を掲載している(ただし機材の関係上、Inspiron 11 3000 2-in-1のみベンチを実行していない)。

ドッキングタブレットのベストセラー!
Officeも付属のASUS「TransBook T100TA」

「TransBook T100TA」(ホワイトモデル)

「TransBook T100TA」(ホワイトモデル)

 ASUSの「TransBook T100TA」はBay-TrailアーキテクチャのAtomプロセッサーを搭載する機種としては最初期に登場したキーボードドッキングモデル。

 最初のモデルは約1年前に登場したが、最新機種はCPUをより高速なものへとチェンジし、OSもWindows 8.1 with Bingに変更されている。さらにボディーカラーが増えて赤、白、メタルから選べる(従来はメタルのみ)。

合体した状態。ヒンジ中央のボタンを押すことでロックが解除され、切り離せる

合体した状態。ヒンジ中央のボタンを押すことでロックが解除され、切り離せる

 発売当初のモデルはOfficeの搭載の有/無やストレージ容量、(キーボード側の)HDDの有/無で3タイプに分かれていたが、新モデルの仕様はほぼ同一スペック。CPUがAtom Z3775、2GBメモリー、メインストレージが32GBのeMMC、そしてキーボード側に500GBのHDDを内蔵する。

 加えて「Microsoft Office Home and Business 2013」がバンドルされており、これで価格は5~6万円。コストパフォーマンスはなかなかいいだろう。

 TransBook T100TAの特徴は専用の分離式キーボードを付属し、必要に応じてタブレット、ノートPCと使い分けられること。キーボードとはしっかりと結合するので、そのスタイルは完全にノートPC。液晶を開く角度が自由に調整できる上、膝の上に乗せて使うことも可能だ。

本体左側面。キーボード側にUSB 3.0端子を装備。タブレット側にはボリュームボタンなどがある

本体左側面。キーボード側にUSB 3.0端子を装備。タブレット側にはボリュームボタンなどがある

本体右側面。タブレット側にmicroSDカードスロットとmicroUSB、microHDMI、オーディオ出力を装備する

本体右側面。タブレット側にmicroSDカードスロットとmicroUSB、microHDMI、オーディオ出力を装備する

本体正面。左側に電源ボタンがある

本体正面。左側に電源ボタンがある

 HDDを内蔵したキーボード側にはUSB 3.0ポートがあり、高速なUSBメモリーの活用に有利。無線LANもIEEE 802.11a/b/g/n対応となっており、5GHz帯が使えるのもいい。

 TransBook T100TAを語る上では、どうしても競合品となるエイサーの「Aspire Switch 10」(次ページで紹介)と比較してしまうが、USB 3.0に対応するなどスペック的にTransBook T100TAのほうが若干優れている部分があり、キーボードもTransBook T100TAのほうが自然な配列となっている。

キーボードは比較的普通の配列。タッチパッドは小さめ

キーボードは比較的普通の配列。タッチパッドは小さめ

 ただし、キーボードの形状が横長となっており、配列はともかくタッチタイプには慣れが必要な人がいるだろう。

 インターフェースはUSB 3.0を除けばすべて画面側、つまりタブレット側にあり、充電もタブレット側のmicroUSBで行なう。キーボード側のUSB端子を使えば、USB機器を使いながら本体を充電することが可能だ。

TransBook T100TAの主なスペック
CPU Atom Z3775(1.46GHz)
メモリー 2GB
メインストレージ 32GB
HDD(キーボード内蔵) 500GB
ディスプレーサイズ 10.1型
解像度 1366×768ドット
インターフェース USB、microUSB、microHDMI、microSDカードスロット、ヘッドフォン端子
ワイヤレス IEEE 802.11a/b/g/n
Bluetooth 4.0
Office ○(Home & Business 2013)
本体サイズ(キーボード込み) 幅263×奥行き171×高さ25.1mm
本体サイズ(タブレット単体) 幅263×奥行き171×高さ10.5mm
重量(キーボード込み/抜き) 約1130g/550g
バッテリー駆動時間(キーボード込み/抜き) 8.5時間/約11.1時間
ベンチマーク結果
SystemScore 4.2
MemoryScore 5.5
CpuScore 6.8
CPUSubAggScore 6.8
VideoEncodeScore 6.7
GraphicScore 4.4
Dx9SubScore 4.2
GamingScore 4.2
DiskScore 6.65

次ページへ続く、「エイサー Aspire Switch 10

前へ 1 2 3 4 5 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン