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スマートロックを展開する「246」プロジェクトにせまる

電通のスタートアップが作ったのはスマホで開く南京錠

2014年12月26日 14時34分更新

文● 西牧裕太/ASCII.jp編集部

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スマートロックとしては最も安い価格帯

―― 今日初めて実物を見たんですが、大きいですよね。

吉羽 もうちょっと小さく作ることもできましたが、これくらい大きいとアイコンになるかなと。

―― あえてこのサイズなんですか?

味上 悩みました(笑)

リサーチを重ねて製品に反映させた部分もあるそうだ

吉羽 今の時点でいうと、中にモーターやファームウェアが入っているので、とても小さい鉄の南京錠と同じようなサイズは難しいです。だったら逆に今の大きさで存在感を出して、「ちゃんと鍵がかかっている」と見せた方がいいのかなと。

味上 本革を使っているのも理由としては同じです。

吉羽 ファッション性が担保できますよね。さまざまな人が触れるものを作ることが重要だと考えているので、デザインも今の形にしています。

味上 女性にも「かわいいね」と使ってもらった方がいいんですよ。

―― なるほど。でもそれにしてはお値段が可愛くない気がしますね(笑)

吉羽 海外でもスマートロックは出てきていて、2~3万円のものが多い。246 Padlockは今現存しているスマートロックとしては、一番安い部類に入ると思います。

味上 逆に安すぎると本当にかわいいおもちゃになってしまいます。いろいろとリサーチをした結果、安物に見えず、かといって「それは払えない」と言われないギリギリのラインを考慮して、1万円くらいだろうと。

(次ページでは、「電通ブルーは電通のスタートアップ」)

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