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アルペジオとのコラボ経緯、ガルパンコラボの手ごたえ、WoWsプレイ体験記など満載

「ガルパンとのコラボは日本で一番興味深い成功例」WoT運営CEOが語る

2014年09月21日 11時00分更新

文● 有馬桓次郎

World of Warshipsは開発中。現在はクローズドのテストが行なわれている

―― これからWoT、WoWp、そしてWoWsと3作が揃うわけですが、昨年のインタビュー時でしたか、CEOは1つの夢として「3タイトル間でなんらかの連携を実現できれば」と仰られていましたが、その実現の可能性は?

KISLYI 「(3タイトルが連動するキャンペーンシナリオといった)予定は特にないのですが、連携という意味でなら、1つのアカウントで得られるフリー経験値は3作すべてで使用できる、という点で実現しているわけです。

 また、そういった要素を組み込むという点においては、クランウォーズで似た様なことができるよう開発が進められています。例えばWorld of Planesのユーザーたちがバトルで勝利すれば、同じクランに所属するWorld of Tanksのバトルが若干有利になったり、といったことを考えています」

―― なるほど、そこにWorld of Warshipsが加わるわけですね。それは面白そうです!

World of Warshipsで大和をいち早く使いたい人は、今からWorld of Tanksでフリー経験値をコツコツ貯めておくのが吉だ!

BLITZは待望のAndroid版も開発中!
7インチのAndroidタブでぬるぬる動いていたぞ

―― World of Tanksをはじめ、第二次大戦期の兵器中心にゲーム化しておられますが、今後1970年代以降の兵器を取り上げる予定は?

KISLYI 今現在さまざまなプロジェクトが進行していますので、まずはそれらを完璧にリリースしていきたいですね。すべてが落ち着いてから、新しく追加していきたいと考えています」

ガルパンコラボ継続のWorld of Tanksに、アルペジオとのコラボが発表されたWorld of Warships、そして待望のAndroid版BLITZ。今後もしばらくWargaming.netのタイトルからは目が離せないようだ

―― 海外ではWorld of Warplanesのオープンβテスト版がリリースされていますが、日本ではWorld of Warshipsが先にリリースされるのですね。

KISLYI 「はい。というのも、日本では最初から高い完成度を持った作品を出す必要があって、他国のようにまずリリースしてから完成度を高めていくやり方はとれません。

 日本では他のメーカーから数多くの優れたフライトシミュレーションゲームが出ていますから、それらを上回るクオリティを出す必要からWorld of Warplanesの完成度をさらに高めているところなのです。

 ところで……BLITZはもうご覧になられたことはありますか? 今回はこの場所だけで、開発中のAndroid版BLITZをお披露目しましょう」

―― えっ、iOSだけじゃなくAndroidでもプレイできるようになるんですか!?

KISLYI 「今年度中にはAndroid版BLITZをリリースする予定です。操作に慣れるには多少時間が必要ですが、そのぶんユーザーに長く楽しんでいただけると思っています。iOSとは違って、Androidでは多くのメーカーから様々なスペックのタブレットが出ていますから、すべてに対応させることに苦労しているところです」

あの「戦車バイアスロン」にもスポンサードしていた!

―― Wargaming.net社では重戦車マウスの復元や爆撃機のサルベージなど軍事遺産保存の形で社会貢献を行なっておられますが、今後の予定は? 例えば自社監修のミリタリー雑誌を発行するなどの出版活動はお考えですか?

オンラインマガジン「Let's Battle」は、スタッフインタビューや新作・新要素情報だけでなく、ミリタリー雑誌のような歴史的戦いや兵器の解説にも多くのページが割かれている。ぜひ日本版を希望したい内容だ

KISLYI 「じつはモバイル用に『Let's Battle』というオンラインマガジンを3ヵ月に1回発行しています。今は残念ながら英語版のみですが、ゲーム開発の最新情報や更新情報、さらには軍事関連の読み物などが掲載されています。App Storeで無料ダウンロードできますので、ぜひ読んでみて下さい」

―― 夏ごろにロシアで開催された「Tank Biathlon World Championship」(戦車によるバイアスロン競技)にもスポンサードされてましたよね?

KISLYI 「はい。その際に弊社で協力させてもらったのは、iPad専用アプリを製作し、iPad上でTank Biathlonを遊べるゲームを提供させてもらいました。弊社が用意したテントにお客様がいらっしゃれば、競技を見るだけではなく実際にゲームで体験できるという試みをしたわけです。

 ロシア軍の戦車関係者からは『WoTプレイヤーは、実際に戦車兵となれる素質を持っている』と言われましたね(笑)」

―― あのようなイベントはこれからもどんどん開催してほしいですね!

KISLYI 「もちろん、わが社としても面白い企画をやっていくつもりですので楽しみにしていてください!」

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