東芝「dynabook KIRA L93」の7スタイルを使いこなせ！ 第4回

お絵かきもサクサク！

相性抜群！ 7スタイルの「dynabook KIRA L93」でデジタイザーを使いこなす

ワコムのデジタイザー搭載で2本のペンが付属

　dynabook KIRA L93/W9Mはペン入力用に、電磁誘導式デジタイザーを搭載している。ワコムのデジタイザーをベースに改良が加えられており、極細のペンを使った繊細な表現が可能だ。メモで細かな文字を書いたり、精密なイラストを描くために必須のアイテムといえる。

「dynabook KIRA L93/W9M」に付属のデジタイザーペン「PADPN002」

　ペンの直径は約13mmで、長さは約140mm。PCに付属するデジタイザーペンとしてはやや太めな印象を受けるが、実際に握ってみるとスリムタイプの万年筆のような感覚だ。ペン入力には最適な太さだといえるだろう。

　サイズは大きめでありながらカーボン素材が使われているため、重量は約24gと軽く、手触りも悪くない。グリップ部分にはペンボタンが用意され、さらにペン尻にはテールボタンが配置されている。ペンボタンはマウスの右クリック代わりに、テールボタンは消しゴム機能として利用可能だ（アプリ側での対応が必要）。

　ペン先は非常に細く、芯は若干柔らかめだ。交換用のペン芯が3本付属しているほか、リングのような芯抜きが用意されている。

　dynabook KIRA L93/W9Mにはさらにもう1本、予備用の「リザーブペン」が用意されている。前述のデジタイザーペン「PADPN002」と比べるとかなり細くて短く、グリップ感はあまりない。だがディスプレー部分に収納しておけるので、ちょっとしたメモを取る際に手軽に出し入れできる点が便利だ。

「dynabook KIRA L93/W9M」に付属のリザーブペン。グリップ部分にペンボタンが用意されている

リザーブペンはディスプレー背面に収納可能

　ペンとしての使用感は、「PADPN002」のほうが優れていると感じた。だが本体に収納できないため、手軽さの点ではリザーブペンのほうが上だ。机上で使う際には「PADPN002」、外出時に使う場合はリザーブペンといったように、シーンに応じて使い分けるといいだろう。ちなみに「PADPN002」は東芝の直販サイト「東芝ダイレクト」で購入できるので、予備用に追加購入して置くのもアリだ。

2本のペンを並べてみると、太さがかなり違うのがわかる

（次ページ「Core i7＋デジタイザーの組み合わせで書き味は抜群！」へ続く）