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PCパーツ人気ランキング&店員も欲しがる旬なパーツ(7月18日~8月18日)

【売上ランキング】自作の必須パーツ!? CPUクーラーをチェック

2014年08月20日 20時00分更新

文● 藤田 忠

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パーツストリート

PCパーツの売れ筋ランキングと、店員オススメのパーツを隔週で掲載する

 毎週、新製品が登場するアキバのPCパーツショップ。そんなPCパーツの売れ筋ランキングと、日々パーツに接しているPCパーツショップ店員が自信を持ってオススメする旬なパーツを掲載する本コーナー。
 売れ筋ランキングは、CPU、メモリー、マザーボード、 HDD/SSD、ビデオカードといった主幹パーツからケースフ ァンといった小物まで、旬なパーツを隔週で掲載していく。

CPUの高負荷、長時間運用も安心

 インテルのCore iシリーズには、純正クーラーが付属しているが、自作PCパーツショップでは、「日常的な用途では問題ないが、長時間の高負荷動作は不安……」という声が多く、「Core i7を搭載したマシンを夏場のエアコンのない状態で、24時間のストレステストを行なうと朝にはCPU温度が原因でテストが止まっていることも」という声もあったりする。

 使用する環境やPCケースの冷却性能なども影響するので、必須という訳でないが、CPUクーラーは安定動作の“転ばぬ先の杖”といえる。というわけで、この夏休みに自作した、コレから自作する、さらには夏になってからPCの動作が不安定なような気がする人にオススメなCPUクーラーの売れ筋をチェックしてみた。

BUY MORE秋葉原本店

 売れ筋ランキングは、好みの自作PCパーツによる組み立てサービスやオリジナルのBTOマシンなども手がけるBUY MORE秋葉原本店にお願いし、1ヵ月間のランキングを集計してもらった。

【取材協力】

定評あるロングセラー製品が人気

集計期間 7月18日~8月18日 BUY MORE秋葉原本店
順位 製品名 実売価格
1位 サイズ「虎徹(SCKTT-1000)」
(LGA2011/1150/1155/775、Socket AM3+/AM2+/FM2など)
3180円
2位 ENERMAX「ETS-T40-TB」
(LGA2011/1150/1155/775、Socket AM3+/AM2+/FM2など)
3780円
3位 Cooler Master「Hyper TX3 EVO(RR-TX3E-28PK-J1)」
(LGA2011/1150/1155/775、Socket AM3+/AM2+/FM2など)
3080円
4位 サイズ「阿修羅(SCASR-1000)」
(LGA2011/1150/1155/775、Socket AM3+/AM2+/FM2など)
4280円
5位 Cooler Master「Hyper 212 EVO(RR-212E-20PK-J1)」
(LGA2011/1150/1155/775、Socket AM3+/AM2+/FM2など)
4080円
6位 Cooler Master「風神スリム(RR-GMM4-16PK-J1)」
(LGA2011/1150/1155/775、Socket AM3+/AM2+/FM2など)
4080円
7位 ENERMAX「ELC-LM120S-TAA」
(LGA2011/1150/1155/775、Socket AM3+/AM2+/FM2など)
6450円(特価)
8位 Cooler Master「Seidon 120V(RL-S12V-24PK-J1)」
(LGA2011/1150/1155/775、Socket AM3+/AM2+/FM2など)
4990円(特価)
9位 サイズ「SHURIKEN リビジョンB(SCSK-1100)」
(LGA1150/1155/775、Socket AM3+/AM2+/FM2など)
2980円
10位 Cooler Master「風神ワイド(RR-G524-16PK-J1)」
(LGA1150/1155/775、Socket AM3+/AM2+/FM2など)
4280円

 新製品も続々と登場しているが、冷却性能については若干頭打ちの感のあるCPUクーラー。新たな独自技術やアイデアなども採用されているが、冷却性能や静音性については、実際に動かしてみないとなかなか判断できない。そのため、ランクインしている多くの製品は、ウェブなどで冷却性能や静音性について数多く報告されている発売からある程度の時間が経った製品になっている。

 とくにトップ2は、ド鉄板といえるサイズ「虎徹」とENERMAX「ETS-T40-TB」になっている。「ともに高い冷却性能と手ごろな価格、そして長めのドライバーが必要ですが、取り付けが比較的容易なのが魅力ですね。この2製品は、Core i系CPUを購入する方や静音性を気にする方に、まずオススメしています」とのことだ。

1位のサイズ「虎徹」。3000円前半の手ごろな価格ながら、高い冷却性能を発揮するサイドフロータイプのCPUクーラー

2011年の発売以来、安定した人気を誇っている2位のENERMAX「ETS-T40-TB」。実売価格は3780円

 全体ではサイズ、Cooler Master、ENERMAXといった定番メーカーが、定評ある冷却性能や小型PC向けなどの豊富なラインアップで、トップ10を独占しているのもポイント。ちなみに7位と8位には簡易タイプの水冷CPUクーラーがランクインしている。

バックパネルタイプだが、取り付けが容易というENERMAX「ETS-T40-TB」の固定金具。サイズ「虎徹」も、ほぼ同じ構造を採用している

 「特価品なのもランクインの要因ですが、水冷タイプは冷却性能を重視する方に人気がありますし、CPUクーラーの購入を考えている人の注目度も高いです。240mmや280mmなどの大型ラジエーターを採用するモデルも増えていますが、やっぱり多くのPCケースに取り付けできる120mmラジエータータイプが人気です」。

 「ただ、水冷タイプのCPUクーラーは、意外と空冷よりも静かになると思われがちですが、冷却水を循環させるポンプ(一部製品はファンも)が増える分、静音性は空冷より劣ります」とのことなので、冷却性能とともに静音性の向上も狙っている人は注意しよう。

BUY MORE秋葉原本店では、対象となるサイズ(9月15日まで)とCooler Master(8月24日まで)の製品が表示価格から10%オフになる「夏のCPUクーラーフェア」を開催中

(→次ページヘ続く 「今週買いのパーツはコレ」)

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