PCパーツの売れ筋ランキングと、店員オススメのパーツを隔週で掲載する
毎週、新製品が登場するアキバのPCパーツショップ。そんなPCパーツの売れ筋ランキングと、日々パーツに接しているPCパーツショップ店員が自信を持ってオススメする旬なパーツを掲載する本コーナー。
売れ筋ランキングは、CPU、メモリー、マザーボード、 HDD/SSD、ビデオカードといった主幹パーツからケースフ ァンといった小物まで、旬なパーツを隔週で掲載していく。
音質向上パーツの売れ筋を聞いてみた
今、最も旬なPCパーツと言えば最大で18コア/36スレッド（Haswell-EP）を実現できるサーバー/ワークステーション向けの「Xeon E5-1600/2600 v3」シリーズも登場したLGA 2011v3プラットフォームだ。
だが、新たに採用されたDDR4メモリーの容量8GBモデルが買えない、DDR4-2133（PC4-17066）以上の高速モデルが少ない。ハイエンドマザーボードの定番ASUS「RAMPAGE」が未登場など、LGA 2011v3プラットフォーム向けのCPUやマザーボード、メモリーの売れ筋をチェックするには、まだ早いといった感じ。
そこで今回はちょっと視点を変えて、初ランキングとなるPC/ネットオーディオ関連をチョイスしてみた。PCやスマホで高音質なハイレゾ音源を楽しめるようにするUSB DACとPCのノイズを軽減させる音質向上パーツの売れ筋をオーディオ専用PCやネットワークオーディオ向けNASなども手がける「オリオスペック」に聞いてみた。
オリオスペック
ちなみにオリオスペックは8月にリニューアル。イイベントコーナー兼PC/ネットオーディオの試聴コーナーを常設。イベントも豊富で、9月12日の20時30分からは超マニアックな「リッピングしたデータの音質はドライブによって変わるか徹底検証！」。さらに9月20日の13時からは、「PCでネットワークオーディオを実現しよう！」を開催予定だ。マニアもこれからPC/ネットオーディオを始めたい人も足を運んでみよう。
各社のUSB DACやオーディオ向けPCを用意するイベント兼オーディオ試聴コーナー。PC/ネットオーディオ入門者にもオススメだ
USB DACはiFI-Audio製がダントツ人気
| 集計期間 8月9日～9月9日 オリオスペック | ||
|---|---|---|
| 順位 | 製品名 | 実売価格 |
| 1位 | iFI-Audio「nano iDSD」 DSD（256/128/64）、DXD、PCM（384kHz～） |
2万7000円 |
| 2位 | iFI-Audio 「micro iDSD」 DSD（512/256/128/64）、DXD、PCM（768kHz～） |
7万4520円 |
| 3位 | DENON「DA-300USB」 DSD（128/64）、PCM（192kHz～） |
4万5144円 |
| 3位 | Fostex「HP-A4」 DSD（128）、PCM（192kHz～） |
3万8800円 |
| 3位 | CHORD「Hugo」 DSD（128）、PCM（384kHz～） |
22万6800円 |
※価格は9月10日調べの販売価格。店頭ならびに通販での価格、在庫を保証するものではありません。
まずはUSB DACのトップ5をショップスタッフに聞いてみた。「最も人気があるのは、コストパフォーマンス抜群のiFI-Audio『nano iDSD』ですね。良好な音質に、スマホと組み合わせて使うのにうれしいバッテリーを内蔵、豊富なフ対応フォーマットと魅力満載です。これからハイレゾ音源をはじめる人にもオススメですよ」
ダントツ人気のiFI-Audio「nano iDSD」。ONKYO「HFプレーヤー」などと組み合わせればiPhoneでDSD256を楽しむこともできる
「2位は内蔵バッテリーが4800mAhと大容量で、DSD512/256にも対応するiFI-Audioの『micro iDSD』です。7万円と高額ですが『nano iDSD』から買い替える人も。3位以下は横並びですが、20万オーバーと高額ですが圧倒的な高音質を奏でるCHORD『Hugo』も売れています。なかにはPCオーディオをより簡単に構築でき、高音質化するSOtMの『sMS-100』（実売価格 5万8320円）と組み合わせてサクッと購入していった方もいます」とのこと。
まさにオーディオマニア向けの一品といえるCHORD「Hugo」。実売価格は22万6800円。当然、スピーカーもアンプも。そして部屋の防音も必要に……
（→次ページヘ続く 「音質向上パーツの売れ筋は？」）
