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GeForce GTX 860Mを搭載しながらスリムなボディを実現

4K液晶&GTX 860M!「Lenovo Y50」はパワフルかつスリムなゲーミングノート

2014年08月21日 08時00分更新

文● 石井英男

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ゲーミングノートPCとして屈指の薄さを実現

Lenovo Y50の上面。斜めにカーボンファイバー風のヘアライン加工が入っている

 まずは、Lenovo Y50の外観から見ていこう。IdeaPad Y500の後継として位置づけられるLenovo Y50ではあるが、その外観は大きく変わった。IdeaPad Y500と比較すると、厚さは12.1mmも薄い。高性能なCPUやGPUを搭載するため厚さが30mmを超えるゲーミングノートが多い中、一般的なスリムノートPCに負けない薄さを実現している。重量もIdeaPad Y500は約2.7kgだったのに対し、Lenovo Y50は約2.4kg、300gほど軽くなっている。

 また薄型化のために、IdeaPad Y500では内蔵されていたBlu-rayドライブがLenovo Y50では省略され、USB経由で接続する外付けドライブが付属するようになった。最近はゲームもネットワーク経由でのダウンロード販売が主流になりつつあるが、アプリケーションのインストールなどに光学ドライブが必要な場面はまだまだあるので、必要に応じて光学ドライブを接続できるのは便利だ。上面はよく見ると、斜めにカットされたような傾斜が付いており、薄さをより強調するデザインとなっている。

 Lenovo Y50のボディカラーはブラックに近いグラファイトグレーを基調としている。上面には斜めにカーボンファイバー風のヘアライン加工が施されているほか、キートップのサイドやキーボード奥のスピーカーのメッシュ部分などに赤色が使われており、デザインにも遊び心が感じられる。

Lenovo Y50の底面。赤いメッシュの部分はサブウーファーである

USB経由で接続する外付けBlu-rayドライブが付属する

レノボ初の4K IPS液晶を搭載

 Lenovo Y50の最大のウリは、4K(3840×2160ドット)表示に対応した15.6型ディスプレーを搭載していることだ。4K解像度は、ちょうど縦横がフルHD解像度(1920×1080ドット)の2倍であり、ドットの数、つまり一度に表示できる情報量は2×2で、フルHD解像度の4倍にもなる。ドットピッチは狭いが、標準でDPIスケーリングが適切に設定されているため、文字が小さいと感じることはない。また、発色が優れ、視野角が広いIPS液晶を採用しているため、斜めから見ても色調変化が少なく見やすい。レノボ・ジャパンの製品で、4K IPS液晶を採用したのは、Lenovo Y50が初となる。

 液晶は光沢タイプなので、外光は多少映り込みやすいが、コントラストが高く、高解像度写真や映像を美しい画面で楽しめる。ただしリフレッシュレートが48Hzに設定されており(通常は60Hz)、変更できない。しかしアクションゲームを遊んだり、Blu-rayビデオを再生したりしてみたが、リフレッシュレートの低さはほとんど気にならなかった。


(次ページ、「赤色バックライトを搭載したキーボードがカッコイイ!」に続く)

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