オシレーター(oscillator)の波形(はけい)のちがい
オシレーターをつないで、まんなかのツマミを回すと、ギュイーンと音が出るよね。左下にある丸くて平べったいつまみは、音楽らしいえんそうをするときのための、チューニング(音の高さを合わせる)用なんだ。
オシレーターには「波形(はけい)」というものがあって、2つえらべる。ひとつは「square」、もうひとつは「saw」。電気の波の形がちがうんだ。ここでは、波形がちがうと音もちがうことを、ちょっと感じておいてね。
フィルター(filter)を「自己発振(じこはっしん)」させる
次はフィルター。本当の使い方とはちがうけど、「peak」というツマミを右に回しきると、「ぴーっ」という音が出るんだ。この音は、さっきのオシレーターの2つの波形とも、ちょっとちがうよね。
じゃあフィルターって、いつもはどう使うものなのか。それをためすために、さっきのランダムをつないで、フィルターにノイズを入れてみよう。ノイズには、音のあらゆるせいぶんがふくまれているよ。
わかったかな? フィルターは、音質(おんしつ)をかえることができるんだね。むずかしい言葉で言うと「倍音(ばいおん)」という音のせいぶんをへらしていくんだ。
どこまでへらすかをかえるのが、左のつまみの「cutoff」で、そのきき目の強さをかえるのが「peak」となんだよ。
フィルターがめいっぱいきくようにpeakを右に回しきると、自分が「ぴーっ」ってなり出すんだね。こういうのを、むずかしい言葉で「自己発振(じこはっしん)」と言うよ。
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