クラウド時代を象徴する、Chromebook特集 第3回

機能や価格など、ユーザーが気になる10の質問に答える

Chromebook10の疑問

Q7 管理コンソールって何？
A7 大量のPCでも一括で設定変更が可能、大幅なコスト削減に

　企業・教育機関向けの集中管理用コンソールもあわせて提供している。プロキシやWi-Fiなどの初期設定が一括で変更可能で、120以上の管理ポリシーを設定でき、端末にプリインストールするアプリの設定、ログアウトのタイミングで端末データを抹消する設定、USBメモリーやSDカードなどのデバイスを利用不可にするなどの設定も可能。企業や学校がデバイスを導入する際、1台ごとの初期設定に膨大な時間を割かれる場合もあるが、Chromebookはそれらを一括で設定し、トータルコストを大幅に削減できるのだ。

Q8 アプリはどんなのがある？
A8 ビジネスや教育用アプリ、ゲームなども

Chromeウェブストアからは約3万の無料アプリがダウンロード可能

　Google Appsのウェブアプリケーション、およびChromeウェブストアの拡張機能などを利用できる。ビジネス用途はもちろん、オープンソースの学習支援ソフト「GeoGebraTube」やオンライン教育サービス「Academic Earth」など、教育機関向けのアプリも提供している。また、「Angry Birds」など人気のゲームもChromeウェブストアからダウンロード可能だ。

Q9 オフラインだと使えないの？
A9 使える

　Chromebookはすべての操作をブラウザー上で実行し、データの保存もクラウドに依存するため、Googleアカウントの取得およびネットワークへの接続はほぼ必須となる。しかし、Google Appsにはオフライン状態でも利用できるのGmailやカレンダーアプリ、ドキュメントなどを用意しており、インターネット接続が切れた際にもまったく使用できなくなるということはない。オフライン状態で編集したデータは、次回ネットワーク接続時にクラウド上のファイルへ反映される。

Q10 個人でも買える？
A10 一応買える

　現在のところグーグルは個人向けの販売を実施しておらず、各社とも販売開始はグーグル次第だとしている。ただしデルのChromebook 11に限っては、同社の法人向け販売サイトから個人でも購入できてしまう。現状では日本版Chromebookが個人で買える唯一の方法ということになるだろう。また、海外では個人向けにも販売しているため、輸入品などの購入は可能だ。

（続く）

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