2GBと3GBの新料金プランも追加
また、これまでの1GBの月額980円に加えて、2GBで月額1580円、3GBで月額2330円の料金設定で新たな料金プランを提供する。
「一般のスマートフォンユーザーの場合、約64%が3GB未満の利用で済んでおり、平均でも2.7GBとなっている。mineoユーザーでも92%が3GB未満。3GBとすることで、平均的なデータ通信量までカバーでは、より多くの利用者が自分に適したプランを選択できるようにした」と説明。「6〜7割が1GBでの契約となり、残りが2GBおよび3GBでの契約になると予想している」とした。
また、「データ通信では、高品質を実現しながら、業界標準の料金で提供し、音声通話もmineoの登場以降、他社が改訂を行なうなど、すでに業界をリードする立場にある」と強調した。
音声通話サービスを加えた場合、2GBでは月額2190円、3GBでは月額2940円になる。
料金プランについても、今年秋にはさらに新たなプランを追加するという。
なお、実店舗での販売については、現時点では検討中としたほか、KDDI回線以外の利用については、「まずはKDDI回線でしっかりとサービスを提供することを優先する」と語った。
2万人のうち男性が86%、
40代の男性が34%、30代の男性が21%を占める
一方、同社では、この1カ月半で獲得した2万人の契約状況についても説明した。
2万人のうち男性が86%となっており、なかでも40代の男性が34%、30代の男性が21%を占めた。同社では、「目利きが厳しい層に売れている」と分析。「1台目利用が多いが、複数台を所有している人も多く、mineoがどこまで利用できるのかを検証している側面も見られる」という。利用者の声の中には、「データ通信が3Gには非対応で、LTEだけでは不安」「1GBでは容量が少なすぎる」といった声もあがっており、今回の新たなプランはこうしたユーザーへの対応という側面もある。
また、データ通信だけの利用者が56%、音声通話付きの利用者が44%。端末セット購入は20%となっている。
「2万件という契約数は予想を上回るものであるが、特にデータ通信だけの契約者数が多かった。端末セット購入比率の2割は低いが、4000台という台数そのものは予想通りの水準」と総括した。
また、データ通信ユーザーには、「au LTE回線が利用可能であること」「余ったデータ通信容量を翌月に持ち越し可能」といった点で評価されているとした。音声通話ユーザーでは「090音声通話プランが利用可能」、端末セットユーザーでは「端末をセットにして利用できる」という点に評価の声が集まっているという。「月額の基本料金の安さだけが評価されるのではなく、申し込み内容別に評価ポイントが異なっている。我々が狙った、必要なものを必要なだけといったことが実現できている」とした。