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ハイコストパフォーマンスに感じるバランスの良さ

シュアが価格激戦区に投入、5000円強のイヤホン「SE112」を試す

2014年06月22日 12時00分更新

文● 四本淑三

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6月から発売しているSE112。感度は105dB SPL/mW、インピーダンスは16Ω。周囲の騒音を最大37dBまでブロックするという高遮音性ソフト・フレックス・イヤーパッド付き

 プロ用イヤーモニターで有名なシュア(SHURE)の「SE112」は、5370円というイヤホン激戦区に投入された新製品です。ブランドイメージから言っても、シュアはこの価格帯に製品を持たないと考えられていたのですが、ついに来ました。

 SE112はイヤーモニター的な高い遮音性と音質的バランス、そしてイヤーモニターにはない簡便な装着性と低価格で、エントリーユーザーにもおすすめできる製品になっています。

リスニング用途に特化したSE112

 SE112はダイナミック型ドライバー1発という仕様のカナル型で、現行製品では「SE215」も同じ形式ですが、SE215はイヤーモニターとしても使える仕様で、リスニング用途を前提にしたSE112とは向いている方向が違います。

2011年4月に発表したSE215。感度は107db、インピーダンスは20Ω

 かつてシュアの同タイプの製品で「E2c」という製品がありました。iPod登場以降のイヤホンブーム最初期に人気を博した製品で、iPod用に企画したわけでもないのに、音のいいイヤホンを探し求めていたiPodユーザーの間で評判となって売れ始め、メーカー側がコンシューマー市場の盛り上がりを察知するきっかけにもなった製品です。

 E2cには、ダイナミック型ドライバーを使うカナル型としては珍しく、音質調整用のサウンドホールがありませんでした。このイヤホンは外部の音を遮断して、小音量で効率よく聴かせるステージ用イヤーモニターとして考えられていたからです。完全な密閉型で抜群の遮音性をもたらし、また外部への音漏れもないことから、モバイル用イヤホンとしてうってつけだったわけです。

 以降、シュアはイヤーモニターだけどリスニング用にも使えるという、微妙な舵取りの製品ラインナップを維持してきたわけですが、低価格のリスニング用途にある程度割り切ったのがSE112だと思われます。

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