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マイクロソフト・トゥディ 第99回

Win 8.1タブでサッカー日本代表のデータをリアルタイム追跡—「すぽレット」キャンペーン

2014年06月21日 11時00分更新

文● 大河原克行

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「リアサカ LIVE」とともに試合観戦

 「リアサカ LIVE」は、日本マイクロソフトとデータスタジアムが共同開発したアプリで、サッカーの試合データがリアルタイムに見ることができる。

サッカーの試合データがリアルタイムに見ることができる

 配信されるデータは、チーム情報、選手情報、試合情報の詳細データで、テレビを観ながら、セカンドスクリーンとして、タブレットでデータを見たり、タブレットでテレビを観ながら、マルチスクリーンでアプリを表示させて楽しむことができる。

リザーブ選手の情報も見ることができる

 現時点で詳細データが提供されているのは、日本代表だけで、他国のチームは、今大会における各選手の成績データなどが提供されている。

他の国の試合結果や、今後の予定などについても見ることができる

 日本代表の試合開始前には、開始までの時間がカウントダウンで表示されており、わくわくしながらその時間を待つことができる。

リアサカ LIVEのホーム画面。日本対ギリシャ戦の開始時間までのカウントダウン

試合開始1秒前の画面。すでにスターテイングメンバーと予想ポジョンが用意されている

 そして、キックオフすると試合経過にあわせて、試合に関する情報が追加される。

 リアサカ LIVEでの試合の様子を追ってみる。

いよいよ試合開始。上部に「自動更新」の表示。30秒ごとに自動更新されるが、ゴールなど特定イベントが行われた場合には即時反映する

前半に長谷部が イエローカード。選手名の横にカードのマークがつく

一方でギリシャは自軍エリア内での動きが多いことがわかる

ギリシャの要注意選手であるサマラスの情報をみる

GKのデータは、失点数、セーブ数などが表示される

日本のエースである本田の情報。試合中のパスルートも表示

今回はPKのシーンはなかったが、PKのデータも表示ができる

前半30分を経過せずに日本のパスはギリシャの3倍以上の189本に

ボール支配率は70%と日本が圧倒的な主導権を握る試合に。日本が得意とする左サイドが有効に使われていることがわかる

日本代表の過去の試合も自由に見ることができる。これは前回のコートジボワール戦のデータ。ボール支配率が41%だったのに比較すると、今日の試合を有利に進めていることがわかる

0対0のまま後半がスタートした

日本は後半から遠藤を投入した

さらに後半12分には大迫に代わって、香川を投入

フリーキックのシーンでは、本田と遠藤のデータを表示して比較

0対0のまま試合終了

試合終了後には、一番下に勝ち点1を獲得したことが表示される

次回の日本代表の試合は、日本時間の6月25日午前5時キックオフ。すぽレットで応援したい

 リアサカ LIVEを使って、試合を観戦してみたが、特に今回の試合ではボール支配率が高いということもあって、日本代表のパスの数、パス成功率がどんどん上がっていく様子をみるのが楽しかった。

 リアサカ LIVEが集計した数字によると、日本代表のパスは568本。それに対してギリシャはわずか171本。パス成功数は日本が487本に対して、ギリシャは87本に止まっている。それだけ、日本が主導権を握って試合をしていたことがわかる。また試合のほとんどが日本の攻撃タイムだったことも、リアサカ LIVEのデータから明らかだ。

日本のボール支配率は70%、下段は攻撃割合。試合を通じて日本が攻め続けていたのがわかる

 こうしたデータを手元で確認しながら試合を見ると、これまでとは違った情報をもとに試合を俯瞰できるのは確かだ。

 だが、これだけのデータの差を手元で見せつけられながらも、日本に得点がなかったのは余計残念でならない。

 使用中に気になったのは、試合経過時間がアプリ画面中に表示されないことだが、これはテレビ観戦をしながらという前提であれば許容範囲といえる。日本マイクロソフトでも、「このアプリは、セカンドスクリーンとして使用する目的であるため、時間のカウントアップの機能は搭載していない」とする。また、「時計を端末側のものを使うのか、サーバーのものを使うのかで時間が変化すること、通信環境の状態、スリープ状態からの復帰といった点で、時間がずれる可能性があり、表示上の不整合を防ぐという点でも採用していない」と説明する。

 「攻撃割合」のところで、おおよその時間が確認できるが、やはり目安でも時間が表示されるともっと使いやすくなるだろう。

 また、Jリーグの実績など、より詳細な選手データももっと閲覧できたらいいだろうという気にもなった。むしろ、知らない選手が多い日本代表以外のデータもほしいところだ。

 今回の試合は8型のWindowsタブレットを使用して観戦したが、細かいデータなどはちょっと見にくいとも感じた。少し大きめのタブレットを使用すればそれは解決できるだろう。

 とはいえ、使って感じたのは、手軽な操作でデータを見るにはいいアプリだという点。次回のコロンビア戦も使ってみたい。


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