「リアサカ LIVE」とともに試合観戦
「リアサカ LIVE」は、日本マイクロソフトとデータスタジアムが共同開発したアプリで、サッカーの試合データがリアルタイムに見ることができる。
配信されるデータは、チーム情報、選手情報、試合情報の詳細データで、テレビを観ながら、セカンドスクリーンとして、タブレットでデータを見たり、タブレットでテレビを観ながら、マルチスクリーンでアプリを表示させて楽しむことができる。
現時点で詳細データが提供されているのは、日本代表だけで、他国のチームは、今大会における各選手の成績データなどが提供されている。
日本代表の試合開始前には、開始までの時間がカウントダウンで表示されており、わくわくしながらその時間を待つことができる。
そして、キックオフすると試合経過にあわせて、試合に関する情報が追加される。
リアサカ LIVEでの試合の様子を追ってみる。
リアサカ LIVEを使って、試合を観戦してみたが、特に今回の試合ではボール支配率が高いということもあって、日本代表のパスの数、パス成功率がどんどん上がっていく様子をみるのが楽しかった。
リアサカ LIVEが集計した数字によると、日本代表のパスは568本。それに対してギリシャはわずか171本。パス成功数は日本が487本に対して、ギリシャは87本に止まっている。それだけ、日本が主導権を握って試合をしていたことがわかる。また試合のほとんどが日本の攻撃タイムだったことも、リアサカ LIVEのデータから明らかだ。
こうしたデータを手元で確認しながら試合を見ると、これまでとは違った情報をもとに試合を俯瞰できるのは確かだ。
だが、これだけのデータの差を手元で見せつけられながらも、日本に得点がなかったのは余計残念でならない。
使用中に気になったのは、試合経過時間がアプリ画面中に表示されないことだが、これはテレビ観戦をしながらという前提であれば許容範囲といえる。日本マイクロソフトでも、「このアプリは、セカンドスクリーンとして使用する目的であるため、時間のカウントアップの機能は搭載していない」とする。また、「時計を端末側のものを使うのか、サーバーのものを使うのかで時間が変化すること、通信環境の状態、スリープ状態からの復帰といった点で、時間がずれる可能性があり、表示上の不整合を防ぐという点でも採用していない」と説明する。
「攻撃割合」のところで、おおよその時間が確認できるが、やはり目安でも時間が表示されるともっと使いやすくなるだろう。
また、Jリーグの実績など、より詳細な選手データももっと閲覧できたらいいだろうという気にもなった。むしろ、知らない選手が多い日本代表以外のデータもほしいところだ。
今回の試合は8型のWindowsタブレットを使用して観戦したが、細かいデータなどはちょっと見にくいとも感じた。少し大きめのタブレットを使用すればそれは解決できるだろう。
とはいえ、使って感じたのは、手軽な操作でデータを見るにはいいアプリだという点。次回のコロンビア戦も使ってみたい。
この連載の記事
-
第215回
PC
「クリエイティブ」に向かうWindows 10とSurfaceファミリー -
第214回
PC
日本企業の変革を象徴、世界最大規模の「Office 365」大型導入 -
第213回
PC
資生堂、オンライン会議中の顔を美しく見せる「Tele Beauty」を開発 -
第212回
PC
女子高生AI“りんな”は母親思いのカープ女子!? 自分の子供より返事が多いというユーザーも -
第211回
PC
Office 365が3ヵ月無料試用OK、セットアップも支援 - 働き方改革週間締め切りは9月30日 -
第210回
PC
Windows 10企業導入の障害は、WaaS(Windows as a Service)と180日ルール -
第209回
PC
アクア、DMG森精機 - IoTの協業発表が相次ぐ日本マイクロソフト -
第208回
PC
MS SQL Server 2016は、オラクルの牙城をいかに崩すか、PostgreSQLにどう対抗していくのか -
第207回
PC
起死回生の製品になるか? 「Microsoft Dynamics 365」 -
第206回
PC
2096名で挑む大規模ライフハック! - 日本マイクロソフトが掲げる”本来”のテレワーク -
第205回
PC
日本MSが開催イベント名称・内容を再編 - グローバルイベントとの名称統合を実現してほしい - この連載の一覧へ