このページの本文へ

dynabook KIRA L93 × 9nine = 七変化だ!

7つのスタイルを自在に選択

描く、見る、作るが快適になる、東芝「dynabook KIRA L93」

2014年07月22日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部 写真●神田喜和、篠原孝志(パシャ)

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

インテル® Core™ i5 プロセッサー

こんなノート見たことない! 素直に驚かされる斬新なコンセプトで七変化する。それが「dynabook KIRA L93」だ。キーボード、指先、そしてペン。最適なスタイルを自在に選択。CPUにはインテル® Core™ i5-4210Y プロセッサーを搭載。ノートPCに求められる高性能ももちろん妥協なく盛り込んでいる。

なぜ7つもスタイルが必要になるのか

デスクトップスタイル

キャンバススタイル

ノートPCスタイル

フラットスタイル

テントスタイル

スタンドスタイル

タブレットスタイル

 dynabook KIRA L93は、7つのスタイルで利用できる点を訴求している。

 具体的には「デスクトップ」「キャンバス」「ノートPC」「フラット」「テント」「スタンド」「タブレット」だ。従来のノートと同様にキーボード主体で「創り出す」ためのスタイルを基本としながら、指先で操作しなが写真や動画を快適に「見る」スタイルや、ペンを使ってメモやイラストを「描く」スタイルを新たにに盛り込んでいると考えると分かりやすい。

快適に描くためのスタイル=ペン操作を自由かつ精密に

 従来のタッチ対応ノートと比べて、ペンを使った操作が大変使いやすいという点は大きな特徴。dynabook KIRA L93は指先に反応する静電容量式のタッチパネルに加えて、専用のペンで操作する電磁誘導式(デジタイザー)も内蔵している。より精密に画面の位置を指定するためにはペンが便利だ。付属のペンも本体に収納できる細くて短いリザーブペンと、一般的なボールペンに近い太さと長さで手書きに最適化したデジタイザーペンの2種類が用意されている。

キャンバススタイル。お絵描きに最適なスタイルだ

 キャンバススタイルは画面を寝かしつつ、傾斜をつけた状態でしっかりと固定できるスタイル。ペン先で触れても安定してヒンジの角度が変わったりしないため、ペンでじっくりとイラストを制作するのに適している。デジタイザーは筆圧検知に対応。適度な抵抗感があるパネル表面、筆跡の追従性、ペン先の表示位置、筆圧応答の4点にもこだわり、紙に本物のペンで書くような書き心地が得られる

※筆圧に応じて文字の太さ が変わる筆圧応答機能は、ソフトウェアに依存します。また、画面に保護フィルムなどを貼った場合、正しく動作できない場合があります。

 ソフトキーボードも自然に使えるので、ペン入力の合間にちょっとしたテキストを入力したい用途にも対応できる。13.3型の画面はほぼA4サイズなので実際に印刷するサイズに近い形で描ける点も魅力的だ。

複数人でのブレストに便利なフラットスタイル。2本のペンを活用して、手書きのメモを取り合うといった使い方も

 一方フラットスタイルは複数人で画面を囲みながらのブレストに適したスタイル。平らに寝かすことで対面にいる人も画面を見られるので、PowerPointのスライドの資料にメモを加えながら議論を深めたり、地図を囲みながら手書きで目的地や道順を書いて説明するといった使い方に適している。

気軽に見るためのスタイル=自立し、タッチが快適に使える

 キーボードを取り外してタッチ中心に映像を楽しんだり、簡単なブラウザーゲームなどを楽しみたいというのなら、テント・スタンド・タブレットの3つのスタイルが便利。

 テントスタイルとスタンドスタイルはともに奥行きのあまりない机にも置ける点が特徴。新幹線や飛行機といったそもそもスペースが限られた場所に持ち込んで動画鑑賞をするといった用途で便利なのはもちろんだが、机の隅に寄せれば手前に広いスペースができるので、ウェブで検索した資料を見ながら、手前に広げた紙に書き込んでいくといった使い方にも便利だ。ちょっと行儀が悪い使い方だが、ネット動画をよく見るというのであれば、あえてキーボードをなしにして「ながら見する」といったことも可能。

 13.3型の画面は、一般的な10型クラスの画面に比べてかなり大きい反面、近づいてみると粗さも感じがちだが、WQHDと高解像度の液晶であることもあり、粗さを感じない。

テントスタイル

 スタンドスタイルはキーボード面を取り外した状態で使うスタイル。テントスタイルはキーボードをつけた状態で山型にして置くスタイルだ。占有する奥行きや画面の角度は大きく変わらないが、テントスタイルではインカメラの位置が下側、スタンドスタイルでは上側になるので状況に応じて使い分けたい。またスピーカーもテントスタイルでは後方、スタンドスタイルでは下側(机に反射)に向くので、音の聞こえ方にも違いが出る。

 Skypeなどで自撮したい場合は上側にくるスタンドスタイルが便利だ。またアウトカメラに切り替えてしっかり固定しながらアングルを決めることもできる。dynabook KIRA L93には専用のカメラアプリ「Camera Assistant for TOSHIBA」も用意する。気軽に手ぶれなどを気にせず撮れるのが嬉しい。

 一方テントスタイルは、キーボードを外さずにぐるりとディスプレイを後ろに回せるので、スピーディーにスタイルを切り替えたい場合に便利。新幹線やあまり机の広くない喫茶店など外出先で使ったり、対面にいる人たちに急遽画面を見せて説明する必要が生じた場合でも違和感がない。タッチした際もスタンドスタイルに比べて画面がゆれない。

タブレットスタイル

 タブレットは同じタッチ主体の操作でも、テントスタイルやスタンドスタイルとは少し違ったシチュエーションで使いたい。まず立ったままの状態でも使いやすいというのが大きなポイント。また画面を縦向きにして使うこともできる。ウェブページや長文のPDF書類をスクロールさせながら読むといった用途にいい。

 両手で持って使う際にはキーボードを取り外すことで軽量化できる点もメリットだ。特に縦位置では折り返した部分がちょうどいい指がかりになって、サイズや実際の重量の割にはホールド感が安定する。もちろんキーボードをつけた状態でもタブレットスタイルにできるが、これは机においてじっくりとゲームなどを楽しむ場合に便利だろう(逆につけないと底面に段差ができて安定しない)。液晶を反転させた際、キーボードが裏側に露出すると思わぬ誤操作を招いてしまいがちだが、dynabook KIRA L93ではキートップを内側に向けた状態に差し替えられるのでその心配はない。

じっくりと作りこむためのスタイル=キーボードと一緒に使う

 最後にデスクトップスタイルとノートPCスタイル。これはBluetoothキーボードを使ってノートPCとしてdynabook KIRA L93をフル活用したい場合に便利なスタイルだ。キーボードがあることでじっくりとメールや長文の文書作成に取り組める点はいうまでもない。

デスクトップスタイル

 Bluetoothキーボードにはスティック型のポインティングデバイス(アキュポイント)が付いており、離れた場所でもマウスの追加なしに使える。またケースの剛性感も高く、机の上はもちろんだが、取り外して少し不安定な場所(ひざの上など)に置いても安定したタッチで入力できる。ショートカットで画面の回転や音量・輝度の調整なども呼び出せるので、少し離れた場所から複数人で画面を囲んで動画などを見せる際などにも便利だ。Fn+Zを押すことでバックライトがつくので照明を落とした室内でも快適。

 デスクトップスタイルは、すでに紹介したスタンドスタイルにBluetoothキーボードを追加したものと考えると分かりやすい。ノートPCスタイルではパームレストが使えないこともあり、机の上に十分なスペースがあり、据え置きに近い使い方をするのであれば、より快適にテキストが打てる。またディスプレイ出力やUSBといったポート類が液晶側ではなくきちんとスタンド側に集約されている点も目立たないが重要なポイントに感じた。

 外付けのHDDやマウスをつないだり、外部ディスプレイとデュアルで活用したいと考えた場合でもケーブルの取り回しに苦慮しなくてすむ。またキーボードをどかせば机の前のスペースがあくので、ちょっとした書き物をしたい場合などに簡単にスペースを捻出できる。スペース効率の高さという意味でも優れている。スタンドスタイルとテントスタイルを比較した際にも感じたが、harman/kardonスピーカーの音も上に向けるよりも下に向けて机に反射させたほうがよりよい効果を得られる印象がある(キーボードも取り去り手前により広いスペースを確保するとさらによくなる)。


Intel、インテル、Intelロゴ、Intel Inside、Intel Insideロゴ、Intel Core、Core Inside は、アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation の商標または登録商標です。

この連載の記事

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中