東芝4Kパソコン徹底ロードテスト 第4回
高解像度のディスプレーとタッチ操作の相性も抜群
4Kノート「dynabook Satellite T954」は本体の使い勝手もプレミアム
2014年06月06日 11時00分更新
高品質で高級感のある本体デザイン
「dynabook Satellite T954」のフットプリント(設置面積)は約幅377.5×奥行244.0mm。B4用紙(幅364×奥行き257mm)と比べると幅が13mmほど長いぶん、奥行きがやや短いといったサイズ感だ。標準的な15.6型ノートと比べるとややコンパクトといった程度。持ち歩けないサイズではないものの、据置で使うデスクノートとして役割に主眼が置かれているため、本体の大きさはあまり重要ではない。高さは約27.9mmと数値的にはそれほど薄くはないが、フットプリントが大きめなので厚さはそれほど気にならなかった。同ジャンルの他モデルの中には30mmを超える製品もあることを考えると、健闘しているほうだ。
用意されている本体カラーはライトゴールドのみ。「ゴールド」とはいっても実際の見た目は限りなくシルバーに近く、派手さのない落ち着いた雰囲気を醸し出している。メタリックな筐体にはヘアライン加工が施され、丸みを帯びたエッジは削り出しアルミのような仕上がりだ。全体的にハイエンドモデルならではの高級感のあるデザインに仕上がっている。
重量は約2.4kgで、外出先へ持ち歩くには少々厳しいといったところ。だが15.6型でフルHD以上の解像度に対応したタッチ対応機は2.5~3kgが平均的な重量であるため、一般的なモデルよりもやや軽めだ。
マシンの発熱については、負荷の高い処理中にパームレストの右側がほんのり温かくなる程度だった。本体右側の排気口からはやや熱めの風が噴き出してくるが、直接手に触れるわけではないので問題はないはず。ひざ上に載せて使っても、特に気にならないだろう。ファンの音については無音のベンチマーク中にやや大きく感じたものの、実際の利用中には動画の音声やゲームのBGMが聞こえているはずなので、それほど大きくは感じないものと思われる。
角が丸みを帯びたラウンドフォルムを採用しているため、デザイン的にはUltrabookのようなシャープさはない。だが柔らかなシルエットと上品な質感で、これはこれで「アリ」だと感じさせる作りだ。
(次ページ、「使いやす入力デバイスと充実のインターフェース類」に続く)
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