HD解像度の映像を4K解像度に変換
ここ最近、4K対応ビデオカメラが次々と登場して、個人でも4Kコンテンツを制作する環境が整いつつある。しかし、ほとんどの人にとってはフルHDが主流で4Kはまだ遠い存在だろう。dynabook T954には、そういった人でも4Kが気軽に楽しめるソフトがあらかじめプリインストールされている。
そのひとつが、「CyberLink MediaShow for TOSHIBA」(以下、MediaShow)だ。これは、写真や映像を管理するためのソフトウェアで、簡単な編集機能やスライドショー作成機能なども搭載されている。なかでも注目したいのが、動画のアップコンバート機能。HDやフルHD動画で撮影した動画を、手軽に4K解像度に変換することができる。
実際にHD(720p)で撮影した動画で試してみた。まず、ライブラリー画面で変換したい動画を選び、「作成」タブから「4Kムービー」を選択。すると「PowerDirector」というビデオ編集ソフトの画面に移るので、必要に応じて動画を編集したり、エフェクトをかけたりする。最後に「出力」を選択して「動画画質の選択」で「4K画質」を選べばOK。あくまでも画素を補完して解像度を高めているだけなので、ネイティブの4K動画に比べると映像の緻密さなどは劣るが、本機のディスプレイで再生すると十分きれいにみえる。
ちなみに、本機には超解像技術「レゾリューションプラス」が搭載されており、写真や映像の解像感やメリハリをアップして画面に表示することができる。4K動画だけでなく低解像度の映像も想像以上にシャープになるので、動画を再生するときなどはぜひオンにして楽しんでみてほしい。