問題はサイクリングに出かける時間の確保のみ
山専ボトルが80度をキープできるのは6時間。お湯が80度までなら、抽出されたものはエスプレッソとしてイケてる。
以上のような計測結果、および個人的試飲体験に基づけば、6時間までなら美味しくエスプレッソがいただけるはず。片道3時間程度のサイクリングなら、その全行程でバッチリというわけです。
容量500mlなら、予熱にお湯を使っても、3回ほど淹れられそうです。お湯の量が減ると温度の低下も早くなるので、回数は欲張らない方が良いかもしれません。が、もしお友達とどこかへ行くなら、エスプレッソを振る舞うこともできます。素晴らしい!
さて、残る問題は、ただひとつ。よく晴れた風のない素敵な日に、6時間もサイクリングに割けるチャンスがいつ訪れるのかということです。今日も近所の公園に行って、野点のようにしてカップをすするのみ。ああ、このままどこか遠くへ行ってしまいたい……。
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著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)
1963年生れ。フリーライター、武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。インターネットやデジタル・テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレ。